2016/12/22

オワコン原宿? お洒落な人は脱原(ダツハラ)してます




どうも、アートリサーチャーさくらこです。
お洒落酔い
 【意味】あからさまなトレンドに身を包んだ没個性の人が数多く存在している空間において、違和感や息苦しさを感じ、気持ちが悪くなること。 byアートリサーチャーさくらこ


 原宿にいる4つのファッション種族 


明治神宮駅からH&Mにスタイリング用の衣装を買いに行き、閉店間際のアメアパに行くためキャットストリートを歩きました。
私自身が原宿の街に慣れ、ファッションに対して原宿という街に対して夢見るファンではなく、内側的視点を持つようになったからでしょうか…
原宿を歩いていて、初めて「(なにこれ、みんな同じ格好してるじゃん。個性があるお洒落な人、どこ?え?原宿どうした)やばっ」て呟きました。

例えば、クールに決めたGINZA系お姉さん。モンスターばりのファーコートにゆったりしたデニムから覗くコンバースのハイカット。もしくは素足にレースアップシューズ。サングラスに、小さめクラッチ。本人たちはめっちゃ澄ましているんですけど、こういうお姉さんが3人並んでいるのを見て、辛くなりました。

例えば、某三代目風、某Gドラゴン風男子。くたくたの頼りないつば広ハットに、ライダースかビッグシルエットのトップス。そしてエディ・スリマンのそれとは違うスキニ―パンツ。これにドクターマーチンか、ハイテクスニーカー。キャットストリートには、もはやピクミンレベルの人口数に震えます。

例えば、ハイブランド風韓国系男子(大抵2人組)。あれ?ここ韓国かな?って思うKFWのストリートスナップみたいなガチガチのハイブランド着てますオーラ全開。あれZARAかな?とか思って観察して、その後OC入ってメンズフロア見てたら実はガチKENZOでした。みたいなハイブランドを偽物に魅せるという技を持っている。

例えば、トルソーコーディネートばりのお洒落な組み合わせなんだけど、人(オーラ?雰囲気?)がお洒落じゃない系女子。これが一番厄介。本当、スタイリングとか着ている服は可愛いんだけど、体型や雰囲気に合ってなくて服が浮いてる。なんだったら、コクーンぽい(笑)コートなのに肩のラインが見える。なんだったら、オリーブ系シティーガールなのかただスポーティーなのか分らないスニーカーの合わせ方。

これが、現状「原宿」というピンタレストの7割を占めているファッション種族じゃないですかね。


「原宿」を去るハイレベルショップ、「原宿」に拘り過ぎる店が敷居を低くしている説 


人だけじゃ無くて、各ブランドのお店から、(え?!なんでこんな格好の人が出て来るの?!)と驚くことありませんか。

お店の敷居が良くも悪くも低くなり、そのブランドの系統の人じゃなくても、入れてしまう雰囲気。

私が初めて原宿を訪れたのは、中学3年生。あの頃は古着にハマっていて、全身ハンジローで固めていました。
だけど、下妻物語のファンだったので、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTやmilkに観光として行ってみたいと思い、お店の前に行きましたが、すんごく敷居が高くて(自分の服装じゃ入れないな)っと遠目から眺めた思い出があります。

それが、今ではロリータじゃなくても誰でも入ることが出来て、なんだかベイビーやmilkへの憧れや夢が薄らいでいます。

そのお店に入ったことで、顧客のファッション偏差値が上がり、お洒落に目覚めてお洒落を楽しむという感じだったらいいんですけど、なんだかそうじゃない人も受け入れる店が多くなったように感じます。

時代の流れでそうせざるを得ないのかもしれませんが、敷居を高く持ち続けることで顧客のファッション偏差値が上がるっていうのが、あくまで理想かな。(青山側みたいな)


そんなトップダウン原宿に嫌気がさした個人展開しているハイレベルなお店は、どんどん原宿から退いています。

意志を持って退いてる店、人というのは、流行を作っていた人であり発信していた人でありスポットでした。
それが散り散りになっちゃって、お洒落な人が集まるスポットが分散化している。
これが今のストリート(ハイレベル)の現状だと感じます。
「原宿」が日本のトレンド発信地だとすると、トーキョーのはずなのに、ストリートなはずなのに、実は終わってませんか。

全盛期(90年代)と比べる気はないけど、社会のトレンドに反発して新しいファッションスタイルを生み出そうとしている人の人数よりも、トレンドの発信を受けてその中でファッションを楽しむ人の人数が上回っている。そう見えました、未熟な私でも(笑)


人工知能参入でも生き残れるか、アパレル業界人 


今後の時代を考えてみると、断言できるのが人工知能によるファッション業界参入ですね。

スタイリングを組んだ洋服を発送するサービスが話題となりましたが、このスタイリングを組む段階で、販売員やスタイリストではなく人工知能によってシステム化される時代が来ると思います。
というか、すでにそうなっているのかな?

自分の体形や好み、世界のトレンド、自分のクローゼットの中を熟知した人工知能がスタイリングを組み、予算を設定すれば新しい商品を探してネットで買い物できる。
こういう新しいシステムは可能性もあるけど、制約としては雇用人口が著しく少なくなりますよね。

これからアパレル業界で働きたいと思っている学生さんは、もう一度10年後の社会を想像して、考え直した方がいいと思う。

現状、業界の中で働いていらっしゃる方も、もう職場に依存したり良い顧客に甘えて手遅れにならない様に、自立した業界人としてのネクストステージを考えた方がいいと思います。

今20代であるなら、私たちが見ている40代、50代の上司の働き方(職場環境)と20年後、30年後は絶対に違うから、上司を見て安心しないで生のストリート(世界の動き)を見つめようじゃないですか。


お洒落を楽しむコツは、トレンドを知るよりも自分を知ることから始めよう 


私がお洒落って楽しい!と感じるのは、スタイリングを考えているときなんです。
こんな組み合わせしたいな、このハイブランドのショールックを私の服で再現できないかな?とか。

反トレンドというわけではなく、自分の体形や個性を活かしたスタイリングで、みんながお洒落を楽しめたら素晴らしいのに、と思います。

お洒落か、ダサいかの線引きは人によって違いますが、「似合っているか」「似合っていないか」は、ある程度の美的感覚を持ち合わせていれば分ります、たぶん(笑)


私には、お洒落したい予備軍の19歳の弟がいます。

中学~高校時代、弟はお洒落よりも美容に興味があり、服より美容品を買っていました。
買い物に誘っても、「任せる、似合うやつにして」と言われる始末。服に興味ないの?って聞くと「だって俺、制服が似合うやん。」と言い切りました。

たしかに、弟の身長、体形に合わせて作った制服はオートクチュールですから、サイズ感ぴったりです。

それに加えて、たまたま弟の肌の色に合っていたダスティーブルー、なぜか首の長さが引き立つスタンドカラー、なぜか足が長く見える細めのスラックス。

すみません、ブラコンで(笑)

でも、弟が自分の良いところを知っていて、その良さを引き立たせてくれる服装を感覚的に掴んでいることに驚きました。
だてに美容オタクで外観じゃないな、と(笑)

トレンドがどんなものか知ることも大切ですけど、まずは自分自身を知ることから始めると良いんではないでしょうか。

制服がなくなり、最初はGUでとりあえず洋服の枚数を増やしていた弟。
しかし父のお下がりのY’S for Menの革靴、ギャルソンのコート(めっちゃ似合う)がなぜ長持ちしているのか説明すると、弟は私の意志を引き継いで、「身の丈に合った値段で身の丈以上の品を手にする」方向性にシフトチェンジし始めました。(川越のブランド古着屋 viabridge

そして、初めて弟と洋服を買いに行き(長年の夢だった)、弟が選んだのは、制服の色に似ていたブルーのコムデギャルソンシャツ(古着)です。

スタイルもよく見えるし、自分の身体のラインをより美しく魅せる服のデザインを少しずつ発見しているようです。

お洒落を楽しむコツは、トレンドを知るよりも自分を知ることから始めてみよう。


さいごに 


前回の記事で、「私はタートルセーターは消耗品なのでユニクロで買ってます。まだ消耗品に高めいお金は投資できる身の丈ではありません。」と書きました。


で、先日2016年買い収めに川越のブランド古着屋viabridgeに行き、3点ほど買ったうちの2点がタートルセーターでした(笑)

やはり、良いセーターに腕を通してしまうと、脱げません。

野口さんに、セーターの良さを教えて頂き、お値段以上の付加価値を感じました。

そもそも、こちらのお店は値段設定が低いので、もはやそれが付加価値だったりします。

本来なら、身の丈以上の品なのでお値段も張りますが、手に届く範囲(身の丈にあった値段)で、身の丈以上の品が手に入るという付加価値。

ほんと、良い買い物しました!


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
このブログは、あなたの明日が今日よりも少し幸せになって頂くために書き続けます。

 peace
by アートリサーチャー


2016/12/07

身の丈に合う品を選ぶのではなく、身の丈に合う買い方で身の丈以上の品を持 と う




どうも、アートリサーチャーさくらこです。


実は先月からデスマンス(金欠でやばい月)なんです。
10月に入院した&1月に引っ越し予定ということでしばらく節約生活が続き、もはやマンスではなく「デスシーズン」

「現金が無いのでクレジットで支払う→翌月も支払で現金がなくなる」という魔のサイクルに身を投じている社会人2年目(笑えない)

そんな生活の中で、ふと壁にかかっている初めてのボーナスで購入した約8万円のノワール ケイニノミヤのアウターが目に入りました。
これを売りに出すべきか否か…

今日は、単なるお買いもの中毒の話ではなく、洋服が好きだからこその苦悩を綴ります。


お洋服が好きな人の中でも、捨てられる人・捨てられない人・売れる人・売れない人がいます。私は、捨てられないし売れない人です。


1人暮らしを機に服の量を4分の1にしたはずなのに(残りはただ実家に置いているだけ)、2年も経てばハンガーラックが折れそうw

衣替えの時期に、昨年一度も着ることが無かった服を思い切って捨てようとしたけど、そのうちの半分以下しか処分できませんでした。

ファッション業界で働いていた母は「どんなに素敵なお洋服でも、糸偏物は消耗品なのよ。」と言う割に、30年前のお洋服を大切にとっていて今でも現役で着ています。
そのほとんどは「縫製がいいお洋服」で、具体的に言えばギャルソン、ヨウジ辺りはもちろん、ニコル、ビギ、ケンゾーですかね。

20代の時に買った洋服を今も着こなしている母はすごいと思っていたのですが、、、20代のころに50代になっても着ることのできるお洋服を買っていた母がすごいと思いませんか。

大学生のころはお金が無いけど服が欲しくて、安い服をたくさん買っていました。
なので、同じ20代で母は高い値段の洋服を買っていたという事実に、嫉妬したことがあります。
それは、自分の買っている服は母の言うとおり消耗品で、何十年も着ることが出来る代物ではないと分っていたからです。
でも本当は、母のように何十年も大切に一着を愛するようなおしゃれがしたい、と思っていました。

ある日、スピンズで買ったバッドマンみたいなパーカーを着ていたら
「え?さくらこでもスピンズとか着るんだ(笑)」とオゾック系ギャルの親友に言われて、身の丈に合う値段から品を選ぶと、私がその品(スピンズ・39マート)と同じような低価格な女(笑)に見られているんだなと感じたのを今でも覚えています。


その話を母にはすると、「値段で選ぶんじゃなくて、上手な買い物をしなさい。」と言われ、古着屋さんに通うようになりました。
掘り出し物のブランド古着や、ノーブランドだけどデザインも最高にかわいいものを発見するセンサーが育って、「長持ちするもの」と「消耗品としての服」の差を学んでいきました。


消耗品としての服

捨てられない私ですが、唯一未練なく捨てられる洋服があります。
それは、我が故郷が生んだ世界のユニクロのタートルセーターです。
冬になると5日間はユニクロのセーターを着ているので、傷むのも早く2年着たら捨てるようにしています。ユニクロのセーターは無くてはならないセーター。
ありがとうという気持ちを込めて、ユニクロのリユースボックスに入れています。


いつかはマルジェラのセーターを普段着でバンバン着てみたいです。
でも今の私は「消耗品になりうる普段着」に、お金を投資する余裕はありません。
今の私が楽しいと感じるのは、時々しか履かないマルジェラのブーツをちょっぴり贅沢して買うことです。

実用性があるものに資金を投じる人もいますが、わたしは消耗品における部分で「身の丈に合う品を選ぶのではなく、身の丈に合う買い方で身の丈以上の品を持とう」という精神を貫きたいと思っています。

ノワール ケイニノミヤ 特別な一着を売り出すのか悩んだ事件


話しがそれました。

今回の金欠デスマンスの影響で大切なお洋服を手放すかどうか悩んだとき、私はある人に相談しようとしていました。
ファッション批評家の平川武治さんです。
そんなこと自体、恐れ多いのですが「相談するぞ!」と意を決して、失礼が無いように何度も文章を書きなおしていたら…書き直しているうちに、自己解決しちゃったんです。


以下、平川武治さんのブログに書き込む予定だったコメント(相談)


平川さん、はじめまして。



私も二宮さんのお洋服が好きだったので、平川さんが「僕が好きで、気にかけている二宮君」とご紹介されているのを読んで何だか嬉しくなりました。

今悩んでいることがあり、コメントさせていただきます。

自分が初めてギャルソンでプロパー買いしたノワールケイニノミヤのお洋服を売るか悩んでいます。
現在生活に支障が出るほどの金欠で、やりくりするのが大変になってきました。
もともと社会人1年目の初めてのボーナスで買い、身の丈に合ったお買いものではなかったかもしれませんが、本当に好きで買ったものです。
しかし、買っても3.4回しか着ておらず、お洋服にとってももっと回数着てくれる人の方が嬉しいんじゃないかと悲しく思っています。

私は両親の影響でコム・デ・ギャルソンが好きになったのですが、私が好きになったギャルソンは既に完成されたもの。
ブランドの成長とともに青年時代を過ごしてきた両親を羨ましく思っていました。

そんな田舎の私も就職とともに上京することが決まった年に、「ノワールケイニノミヤ」がスタート。出来上がったギャルソンしか知らない世代だったと思っていたら、新しいラインの立ち上がりを経験できたことがまず嬉しかったですし、コレクションもとっても好きなものでした。


すでにここまで書いて、私は泣きそうでした。(本気)

コレクションを見て感動し、ルックブックを見ながら店員さんと盛り上がり、待ちに待って初めて手に取ったあの日。
服は軽いのに、その時の袋を持つ気持ちは重く、だけど軽やかな足取りになる。

コムデギャルソンの新たなブランドストーリーに、自分も参加できていることがとっても嬉しかったんです。

そんなこんなで、ここまで好きなら今は売るべきではない。と確信が持て、頑張ってやりくりしています。


さいごに

「理想は高く持ちなさい。そして、その理想に似合うように自分を磨きない。」

この言葉は、ダンディな祖父が若かりし母に言った言葉です。

若いころから本物を手にすることはとっても良いことだと思います。
ただ表面ばかりを着飾るのではなく、その美しさを引き出しあえるよう、内面も磨きたいものです。

経済的に余裕がないと、ちょっと荒くなってしまう私なので、来年はもっとお金と体調管理をがんばります。



ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
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 peace
by アートリサーチャー




2016/11/23

11年ぶりに映画「NANA」を観た感想:【自立と依存は紙一重】20歳のナナ「立て ば芍薬、座れば牡丹、歌う姿は百合の花」



どうも、アートリサーチャーさくらこです。


ということで、11年前を振り返りながら今日は【恋愛】について書いてみます。
(アートをdigるブログですが、2年目は恋愛についても語ることを解禁しますw)

 

友達の親の保護下で観た映画「NANA」

わたしにとって、映画「NANA」はちょっと思い出話しがある映画です。
公開時は中学校1年生。

クラスの友達から漫画を借りてみんなで見に行こうね!と楽しみにしてたけど、子どもだけで映画館に遊びに行くことを親に反対されました。

反抗したけど親を騙して子どもだけで行くことは出来ず…親同士が電話してて誰が付き添いで行くのかミーテイングして友人のお母さんの同伴付きで行くことに笑

行くまでにすったもんだしたけど、映画は「ハチ自分勝手やな」「幸子ウザッ!」ていう感想だったと思う。でも、ナナのライブ映像の音が映画館の迫力でドンドン胸に打ってきたのは覚えているかな。

中学生のわたしが「NANA」にハマったのはその時だけで、矢沢先生のファンというわけでもなかったので、漫画を読み進めることもありませんでした。
私の中の「NANA」は13歳・14歳で終了していたのかな。

それがふと、11年ぶりに24歳になって観てみると、自分の予想を上回る感動が味わえてびっくりしました。


18歳で恋愛よりもプライドを選んだナナ

 久しぶりに観て、2人が20歳って設定にびっくりした笑

そう思ったときに、ハチは彼氏いのちだし自分の人生よりも彼氏のために時間使う自分が好きみたいな思考が「あぁ、私みたいだな。(苦笑)」って思いました。



2人の生い立ちは全く違うから、年齢でふたりの性格や生き方を比べることは出来ないんだけど、ナナは明らかにハチよりも大人っぽいじゃん。

誰のために(蓮のために)歌ってきたわけじゃない、自分のために歌ってきた。というセリフは歌で食っていく覚悟と、愛した人のための人生ではなく、まずは自分の人生を生きようとしているように思えた。

それが、REIRAの歌で始まる蓮の旅立ちの回想シーンで、自分から電車飛び降りて涙流しまくるナナを見て(自分のために歌ってきたって言うけど、本当はひとりよりもふたりがいい。ふたりでいる幸せも発見出来たのに、またナナがひとりになっちゃう。こんなに好きなのに、ついて行かない。離れなきゃいけない。まじ切なすぎ!)とか色々考えたら、私まで声に出して泣いちゃってました。

これは11年前には感じてなかった感情。

本気で好きになって別れも経験して、自分の人生を歩むための決断をいくつかしてきた今だから涙がでた。

でもREIRAの歌詞は 
「例えば誰かのためじゃなく、あなたのために歌いたい。この歌を」
て歌ってて、その歌詞でナナも泣いてるやん!って、もう愛しすぎて、二度泣けます。

漫画のキャラクターとして、ナナは本当にかっこいい女性、可愛らしい女性であることを知りました。

 立てば芍薬、座れば牡丹、歌う姿は百合の花 

テーブルの上をステージに、携帯をマイクに、月明かりをスポットライトにして歌うナナが1番好き。


 

自立と依存は紙一重

さて、どんなに辛い別れを経験しても、多くの人がまた恋をします。

その最後の恋をするときっていうのは、(いわゆる結婚だけれども)今までと何が違うんだろう。

私はこの歳になって、自分の根底には「寂しい」「愛してほしい」というつぶやきがあったことを発見しました。

今までの私は、自分だけを見てくれる存在(彼氏っていう存在)に心が快感を覚えていたみたい。
自分の寂しさを埋めるために、誰かと付き合っていたなんて事実認めたくないけど、そうだと思う。

私は長女だし、恋人に対しても実は優位に関わっていて、相手を依存させてしまっていたのね。

本当はその人が自立するように支えになりたかったのに、いつの間にか「お世話する私」に酔いしれてた。(それがハチと一緒。)

でもそれが、頼られてて必要とされている!って錯覚だったみたいです。


自分の人生歩みたいと思っていながらも、ハチのように彼氏のために時間を使うことが自分の人生の喜びだって思っちゃう時期あるよね。


だから、わたしは自分の母親をすごく尊敬しているし、両親がうらやましい。

30歳までファッション業界でバリバリ働いていた母が、結婚と同時に父親の作家活動を支えるパートナーになって、2人で芸術活動を通してキラキラと生きている姿が本当にうらやましい。

自立しているけど、足りないところを補うふたりは、ほんとうに約束の出逢い・約束のご縁だったんだと感じる。


そんな両親を見てきたから、「パートナーを支える女性」に憧れて、色々恋愛したけれども(笑)
支える前にまずは自分が自立しなければと、24歳のわたしは思うわけです。


さいごに


私の尊敬する人が言ってくれた言葉を最後に書いておくね。

「自分の寂しさは自分で越えなければ、誰かに幸せを分け与えることは出来ないんだよ。
自分の寂しさを何かで補っているうちは、本当の寂しさ・世界の痛みには気が付けない。
孤独を自分で乗り越えなさい。」

恋愛を一旦横に置いて、まずは自分自身をもっと知りたい。

自分のダメなところも、弱い部分、今まですぐ誰かに甘えて逃げてきた部分、それを1人だったらどんな風に乗り越えていくのか知りたい。

新しい私になるには、今までの古いやり方は捨てなければ。

24歳のテーマ・合言葉は、「古い革袋は捨てよう。」です。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
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 peace
by アートリサーチャーさくらこ 



2016/11/17

ブログを始めて1年 私も空気を読むことを覚えてしまった八方美人ブロガー




どうも、アートリサーチャーさくらこです。
 
20151029日からブログを書き始め、気が付いたら1

若い子や地方住みの子にも、東京のアートシーンを掘り起こして届けてあげたい!
なんだったら、東京に住んでいる人が知らないような情報を届けたい!と思って始めたこのブログ。

…しかし、文化服装学園に行ってからというもの、専門的にファッションやアートを学んでいない自分の立ち位置って何だろうって少し悩んでいました。

私も空気を読むことを覚えてしまった「八方美人ブロガー」になりかけていたこの頃(失笑)

今日は様々な角度から「貫くことのむずかしさ」について考えたいと思います。


その1:「繋がるね~」 繋がりホイホイの成れの果て

対面して会うより、SNSで顔見知りになり趣味嗜好を知った上で、直接出会う。という流れが一般的になってきたのはここ数年ですかね。


東京という街は人口が多い割にSNSの影響でコミュニティーが狭く、まるで田舎の中学校のようです。

紹介した友人同士が、実は別の人とも繋がっていた。という事実は、特別なものではなく、それを一つのご縁として自分はどのように立ち振る舞うかが大切だと感じます。

八方美人ブロガーになりかけた私は(この友達は〇〇さんと繋がっている。だから、あんまりショップについて過激なこと言えないな。)と、自分が直接つながっていない「見えない段階」で、相手の顔色をうかがってしまいました。

「繋がりホイホイの成れの果て」とは、周りの人との関わりにとらわれ過ぎて、本来の目的から外れてしまうこと。


「繋がっている」という事実に浮かれてしまって、そこから先その人とどんなクリエイティブを生み出しあうのか、この繋がりはもっと深めた方がいいのか考えることを忘れて、「繋がりを広める」という目的にすり替わっている人が多いように思います。

「繋がり」は一つのきっかけです。内定通知みたいなもんです。とにかく多くの企業から内定をもらうことを目的にしても疲労困憊するだけですから。
この先10年、どんな仕事をやりたいか見据えて就活してください。

「繋がり」はきっかけ。周りの目に振り回されず、繋がったご縁に浮かれず、自分の目的を果たすべし。


その2:過去に憧れを持ちすぎると、いつまでたっても自立できない 

2016秋冬のトレンドは「アムラー」なんて言ってますけど、ここ数年の「90年代リバイバル」ブーム
なぜ90年代が流行っているのかは、この記事に分りやすくまとめているので見てください。

なぜ90年代ブームがキテるのか、これを読んだら納得しちゃう


ここで考え直したいことがあります。

それは「あの時代はすごかったよね。それに比べて今はつまらない。」という過去を称賛し、今を否定する流れです。


特に私自身陥ってしまったのは、最近の東京コレクションを見ていた時期。

90年代~00年代の東コレの参加ブランドは、今では豪華!と驚くほどの新旧入り混じる見ごたえ抜群のブランドリスト
どうしたって、今と比べたくなっちゃうんですよねw

だけど業界部外者の私があーだこーだ批評したって、現状が変わるわけではないという事を学びました。

それにただ批判するだけでは、何も生まれないということを忘れていた訳です。

過去の先輩たちが作ってきた功績に憧れや尊敬することは良いことなんだけど、そこから「何を盗むのか」、自分たちの世代はどうなっていきたいか、という自立心を忘れていましたね。
 
私達は未来に向かって生きてます。結果未詳の未来は、今の自分達がクリエイトする。

川越の古着屋via bridgeの店主 野口さんは、「ネットとかSNSを活用して有名になることが叩かれる時もあるけど、今はそういう時代なんだよ。」と時代の変化をきちんと受け止めていました。

今を批判せず、過去の先輩たちに甘えず、自立して未来創造するべし。


その3:自分の変化に一番疎いのは自分、何度でも後智慧しよう


この1年を振り返った時、何回か(まじブログ書けない)と更新放置したことがありました。

書いてみた記事が本当にみんなに伝えたいこととズレている。

その違和感は、書き始めには感じません。
でもだんだんキーボードを打つスピードが遅くなり無理やりまとめて読み返した時、今私が伝えたいものはコレじゃないと後から思うのです。


他人の変化には敏感な私ですが、自分の変化には鈍い。


鈍いというか、自分の変化を認められないプライドがあるのかもしれません。

そのプライドを知ったなら、自分が知っている自分という重たい鎧は脱いで、新しい私として生きる。

ただ脱いだ鎧は脱ぎっぱなしではダメ。

お洋服を大切にハンガーにかける様に、自分の鎧もハンガーにかけてチェックする。

後智慧とは、きちんと振り返り把握すること。

新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。『マタイによる福音書9:17』

私の尊敬する様々な人が、今年になってこの聖句を用いることが多いんです。
2000年前に語ったイエスの言葉が2016年になってリバイバルされています。トレンド聖句です。

先ほどの自分が知っている自分という鎧は古い価値観や固定概念のこと。

ここでいう革袋というのも、そのことです。

いつまでも、古い革袋の中に新しいワインを注いでいては美味しくなりません。

新しいワインは、新しい革袋へ。

合言葉は、古い革袋は捨てよう!です。


さいごに


今日はここまでとしますが、今後は追記制度を導入しようと思います。

読み返してみて、物足りない時は補足。

伝えたいことを文章にするって本当難しい。

今日も72パーセントくらいしかアウトプット出来なかったですが、今までに比べたら書き表せた方です。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
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 peace
by アートリサーチャーさくらこ  

2016/11/08

インスタグラムビジネスプロフィールは、個人アカウントの人にこそオススメの機 能 が満載!


どうも、アートリサーチャーさくらこです。

先日、イラストレーターや個人ブランド運営者、バリスタ、フォトグラファーの友人たちと飲みながら、「インスタグラムでの個人ビジネスの可能性」を語っていました。



私は10月からインスタグラムをビジネスアプロフィールに変更していて(便利やなぁ~)と思っていたのですが、思いのほか利便性をみんな知らなかったので、これはお伝えしないともったいない!!

今日は、個人アカウントでインスタグラムのフォロワー増やしたいなぁとか、ビジネスに繋げたい方にはオススメの記事です。


オススメその1:自分のフォロワーの年齢層・男女比率が分かる




自分のインスタグラムは、どの年齢層が多いのか、男女比率も分ります。

私の場合、同年代が圧倒的に多いですがインスタはもともと20代が多いSNSです。
そう思うと、インスタ世代ではない40代以上の方=流行感度が高い方にもフォローされているのは、とても嬉しいなと思いました。

あと、反応がいい投稿も一目でわかります。


オススメその2:ビジネスプロフィール変更は無料で出来る

解析系のアプリはもともとビジネス向けなので、有料のものが多いのですが本家のビジネスプロフィール変更は無料で出来ます。


番外編:オススメ解析アプリ:誰がフォローを外したのか分かるアプリ

相互フォローのはずが、いつの間にか外されていた時のショック。


「外された…」という事実に対するショックは消えないんですけど(笑)

私はビジネスプロフィールの解析機能と、この無料アプリ「フォロワー+」

で素人ながらインスタについて研究中です!



みなさんのオススメ解析系アプリあれば、ぜひ教えてください!


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
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 peace
by アートリサーチャーさくらこ