2016/10/28

ファッションにおけるアングラとメジャー。どちらを推すのかではなく、自分 の 居心地の良さで選びませんか



どうも、アートリサーチャーさくらこです。


先日、新宿歌舞伎町にあるアパレルショップ「the four eyed」に行きました。
雑誌FRUiTSでスナップハンターをされていた藤田さんのお店ということもあって、ご存知の方もいるかも知れません。
ショップの場所が歌舞伎町のホテル街、ディープ過ぎるその様は、まさにアンダーグラウンドでした。

音楽でも芸術でもメジャーとアングラ(インディーズ)の線引きがあるわけですが、今日はファッションにおけるアングラとメジャーについて考えたいと思います。



アングラな世界は飛び込んでみないと見えない世界


アングラでやっているお店は結局のところ「身内感だ」という意見を耳にすることがありますが、あながち間違ってはいません。
そもそもアンダーグラウンドを選ぶ人々は社会(その時代の常識)に対して、反骨精神があると思います。
社会に対する違和感があり、その共感する者同士が集まる場所、別に認めてもらいたいという気持ちもないし、どちらかというと毛嫌いされることの方がカッコいいみたいな。

中に入るまでは怖くとも仲間になってしまえばファミリーのようです。ですが、中に入るまでは見えない世界なので、色々想像してしまう。



カメラマンではなくショップ運営のディレクションで見るアングラ派の藤田さん、メジャー派のシトウさん


間違いなく私たち世代の2大ストリートスナップカメラマンは、藤田さんとシトウレイさん。
藤田さんは歌舞伎町でお店を持ち、シトウさんは表参道で「STYLE TOKYO friends' home」というショップをディレクションしていました。
実際にお店で肌に感じた、ファッション界におけるアングラ派とメジャー派を考えたいと思います。



アングラ派の藤田さん「the four eyed」in歌舞伎町


まず、藤田さんのお店がどういうコンセプトでスタートしたのか聞けずじまいだったので何とも言い難いですが、私はあのお店にもう一度行く勇気ありません。

私は何にしてもdigって、痛い目見ても自分で体験する派ですが、歌舞伎町独特のあの街に1人で買い物に行く勇気が無いという事です。

セレクト的には、まだ日本の大手が目に付けていない実力のある若手ブランドやセレクトされた安くて買いやすい古着が並んでいて好きでした。

(実際に、ギラッギラシルバーのホルターネック買ったの。
めちゃカワ3,000円)


先日、初めてゴールデン街で飲んだのですが、田舎出身の私には歌舞伎町側は本当怖くて笑
その危険をすり抜けてでも、あの店に行くか…と聞かれると泣

あの立地にショップがあり、道中の危険を承知であの店に行く人は、カリスマスナップハンターの藤田さんに憧れている人や、セレクトセンスを信頼している人、藤田系ファッション関係者の方々かな?と思います。

もしくは、まいこさん目当て。(さいきん風邪気味みたい)





また、大々的に若手ブランドを世に広げよう!とバブル時代型宣伝をしなくても、藤田さんのお店に行く人はリアルストリートの顔が多いでしょうから、「彼ら(ファッションアイコン)が着ることでブランドの認知度が上がっていく」のだと思いました。



広告モデルが着てポージングしてカッコいいのは当たり前ですが、そのブランドの服をリアルクローズとして着て東京の街を歩くお洒落な人を見かけたときの興奮たるや。

アングラなショップから発信されるリアルを追求したディレクションです。



メジャー派のシトウさんSTYLE TOKYO friends' home」in表参道


一方、表参道にあるショップのディレクションを行ったシトウさん。
シトウさんのファン以外の、なんとなくその道を歩いていた人も発見しやすく入りやすい立地にありました。

お店の品揃えも、洋服だけではなく「天狼院書店」を迎え、知的好奇心をくすぐる本も多く取り扱い、横にはカフェもあって女性が一人でも入りやすいクリーンな雰囲気です。

ただしこのお店、もう閉店してしまったんです。セレクトショップの良さ「行くたびに色んな発見がある」を実感する前に、1年経たずに閉店してしまいました。

メジャーデビューを飾って、様々な企画を行っていても、「こだわりを持ったお洒落アラサ―・アラフォー」を狙ったお店はたくさんあって…ビジネスとして成り立たせる難しさ、ファッション界の現実を見させられた気がします。

シトウさんがどのあたりまでディレクションに関わっていたか分りませんが、本の上に埃がかぶっていたなぁ…と思い出すと、ちょっと切ない。

顧客ターゲットを広く設定しすぎた結果の閉店だったのでしょうか、何はともあれ表参道は激戦区です。



アングラであり、メジャーである。クリーンアングラ「原宿DOG


そんな風に考えると、今や「原宿DOG」はアングラとも言い難い、メジャーとも言い難い、絶妙なポジションを確立したのではないでしょうか。

服好きじゃないと知らないんだけど、海外アーティストがこぞって行くようなメジャー感。

DOGって階段下りていくだけで昔は超怖かったんですけど、テレビで店内が流れたり、LADY GAGAのサインが見たい!というミーハー心が先行して、アングラなんだけど安心して行ける。そんな感覚があります。

この安心感を言うなれば、「クリーンアングラ」です。
今回の東コレで、店主のコンボイさんがコーシェのモデルで歩いていたことも、クリーンやなぁと思いました。



アングラとメジャーとすべてが繋がっているトーキョー


そして、この小さな東京の良さは、カメラマンの藤田さんもシトウさんもコンボイさんもみんなが繋がっていて、仲良しだということです。

みんなが憧れるそれぞれのトップが、お互いを認め合っていて、90年代原宿ブームの次なる時代を創ってくれている。そんな印象があります。

だから、その方々に憧れる私たちもそうでありたいんです。

アングラだから、メジャーだからではなく、自分の居心地の良さで選び取っていけばいいのではないでしょうか。

そして、誰か私と一緒に、また「the four eyed」に連れて行ってください。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
このブログは、あなたの明日が今日よりも少し幸せになって頂くために書き続けます。

thanks and peace
by アートリサーチャーさくらこ
  


2016/10/23

東コレ総括 今シーズン1番見たかったショーは、ベットサイドドラマ。そして、 ドレスドに対して見なかった側面



どうも、アートリサーチャーさくらこです。

今シーズンを振り返り、1番見たかったブランドのショーはベットサイドドラマでした。

今年10周目を迎えた東京ブランドのベットサイドドラマ。

ファッションジャーナリストの増田梅治郎さんのコラムを読んで、ショーの背景には様々なストーリーがあったことに感動しました。

今日は、2つの記事をご紹介させて頂き、ファッションジャーナリストの役割を考察し東コレの総括とさせて頂きます。


この2つを読めば分かる、ベットサイドドラマの深み

今回、ベットサイドドラマのデザイナー谷田さんと、ミキオサカベの坂部さんが東コレの事前に対談していた様です。

その中からベットサイドドラマのショーについて気になる箇所がありました。


坂部:「ベッドサイドドラマ」はどうして今回ショーを?
谷田:本質的にショーが向いてるブランドだと思っていることと、10周年を機に1回やってみようかなと思って。本当はもうひとつウェットな理由があるのですが、それはわかる人だけがわかればいいかなと。

その、ウェットな理由をデザイナー谷田さんに代わり語ったのが、ファッションジャーナリストの増田梅治郎さんの記事でした。




私はこの記事を読んで、ベットサイドドラマのファンになったし、それは洋服が好みとかそういう次元ではなく、デザイナーのファンになったというニュアンスです。


そして、この記事を通して、ファッションジャーナリストの役割を痛感しました。


ブランドの代弁者になるのはインフルエンサーでもなく業界関係者


今まで、東コレの業界関係者だけ的な閉鎖された雰囲気に少しアンチな気持ちでした。

しかし、増田さんのように長きに渡りブランドの成長を見守る人が居なければ、私のような素人には色んな意味でファッションのなんぞやを知ることは出来なかったと思います。


インフルエンサーは、インフルエンサーの役割働きがあるのですが、やはりジャーナリストにしか伝えられない価値を再度実感する事となりました。


ドレスド、あえてアンチとは反対側の視点を持って見てみる

東コレ3日目の記事で、ドレスドのコレクションがどこかのパクリなのではないか?と語りました。

しかし、あえて反対側の視点を持ってドレスドのショーを見た友人の山地(ヤマジャーナリスト)の考えが面白かったので紹介します。


そもそも、コミュニティという単語の意味は英語圏と日本語圏では別の意味で使われているらしいんだよ。

英語圏では、共同体って意味もあるんて。

だから、パクリなんじゃなくて自分たちなりに落とし込んで発表会したんじゃない?

だって、あんなあからさまなパクリをデザイナーが1人ならまだしも、2人でやるとかヤバくない?


もし2人で納得してパクってるのなら、ヤバいと思う。

でも、裏設定があって分かる人だけに伝わればいいってメッセージなら、それにしてもサンプリング感ゼロで分かりにくい。

炎上商法じゃなければいいけど。


さいごに

何をするにしても、ブランドを継続しビジネスとして成り立たせることは本当に大変だと思います。

アート業界の自営の厳しさを見て育ったので、ヒカリエにしろどこでしろショーを開催する事は素晴らしいです。


ここから、ヒカリエに縛られずに東京らしい同時多発的なストリートオープンショーが増えれば良いなぁと思いました。

さいごまで読んでくれたあなた、どうもありがとうございます。


毎日の更新に付き合ってくださって、コメントが嬉しかったです。

そして、清水文太くん!

文ちゃんのおかげで、更新することが出来ました。


さ、また明日からも人生をクリエイティブに頑張ろう!

2016/10/22

東コレ5日目 ファッション川柳&アナザースカイ 橋本愛のファッション愛を 受 けての私の想い




どうも、アートリサーチャーさくらこです。



東コレ5日目、ショーではなくエキシビション(展示会)に行きました。
ネタ写真なくてトップ画自撮りです。

今日はファッション川柳と、展示会の感想を書きます。


そして東コレではないですが、「アナザースカイ」で橋本愛ちゃんのファッションに対する気持ちと人間としての生き方に感銘を受けたので、ファッションを愛するものとして、そして芸術を愛するものとして少し書かせていただきます。


ファッション川柳

展示会
可愛いものが
多すぎて 
発注しまくり
破産確定


展示会とは?

ファションジャーナリストのミーシャ・ジャネットさんのブログに分りやすいファッション用語がまとめられた記事がありますので、その中から抜粋します。


ランウェイショーやプレゼンテーションのあと、デザイナーやメディアなどの関係者を自分のショールームに招き、ちかくでよく服を見る機会を設けたりする。ここは、バイヤーたちがどのピースをオーダーするか本決定に踏み込む場であり、デザイナーやPR担当の人が、業界人とカジュアルな雰囲気で話をして、プロとしての感想や意見を置ける場でもある。ランウェイショーが出来ないような駆け出しのブランドや小さなブランドは、展示会でコレクションを発表する。よって、ファッション市場には欠かせないシステムだ。


販売前のお洋服を見ることが出来る幸福感と、買わなきゃいけないお付き合い感

やはり、展示会に行けることは、ある意味ほかのファンより先に洋服を手に取ることが出来るので嬉しいものです。

ただ気をつけなければいけないのは、買えないの、ただただ展示会を見に行くのは自分も相手もツラいと思います。


ショーは洋服のイメージを伝える芸術的な要素が強いですが、展示会はビジネスです。


買うことでブランドを応援する、というある意味パトロン精神がないと中々行くのは厳しいかなぁ。


無理して買わなきゃいけないわけではないですが、やはり一般人が行くとなるとバイヤーでもプレスでもないので、買うことでブランドを応援するしかない気がします。


「芸術は、魂の食べもの」
さて、今日のブログはここがメインみたいなものです。

まず橋本愛ちゃんに関して、私はモデルよりも女優のイメージが強かったのですが、今回のロンドンへの旅の中で、本当にこよなく洋服を愛する人なんだと思いました。

「魂が燃えるとか、魂の震えるとか。魂のレベルを上げたい。」

と言った言葉が印象的でした。

彼女の場合、消費する洋服と芸術としての洋服、両面から洋服を愛していることが伝わってきます。

このブログは、「アート」な何かを発信することで、読んでくださっている読者の方の魂の潤いになれば、と思って書いています。

ファッションも、アートの一部として捉え発信しているつもりです。

洋服が物として手に取れる芸術であるならば、このブログは皆さんの知的好奇心を駆り立てるものでありたいと考えています。

「芸術は、魂の食べもの」と言った河村幸次郎さん、美術コレクターで下関市立美術館の創立に貢献した方です。

今回の橋本愛ちゃんの、洋服が頭を突き抜ける興奮を与えてくれるもので、そこからエネルギーを貰っている様子が、まさに「芸術は、魂の食べもの」という言葉を体現していると思い書かせていただきました。


明日は、東コレのまとめを書いて締めます。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。

アートリサーチャーさくらこ&ブロガー清水文太

2016/10/21

東コレ4日目 ファッション川柳&一消費者の素直な感想



どうも、アートリサーチャーさくらこです。

東コレ4日目、そろそろこの華やかな世界の裏側に疲れてきた頃です。

今回、清水文太が見て回ったのはアンソフィーマドセンと、anntian。

それぞれの感想と、昨日3日目のブログ更新を伝える為に投稿した写真が、インスタグラムから不適切な投稿として削除されてしまった事件を受けて感じたことを書きます。


ファッション川柳

「不適切」
何が悪いか分からない
あー分からないことが
不適切かな



ホールAに拘ってるのは、スポンサーなのか?満席にならないアンソフィーマドセン

アンソフィーマドセンは、私が初めて生でショーに参加した思い出深いブランドです。

そもそも、アンソフィーマドセンはコンテスト入賞したから得点でショー開催バックアップしますよ!企画枠です。

日本にファンが定着しているわけでも無く、ステージアップの為の日本でのショー開催。

やはり、洋服はとっても素敵なんです。ときめくお洋服です。

手に届く価格なら買ってきてみたい!そういう感じ。


なのに、ショーに至ってはスポンサー側のプライドなのか、、、
ホールAでは、満席にならないのに、ホールAで実行する。


席が埋まってなくて、それを少しでも埋める為に立ち見の学生を急遽席に座らせたり、それでも埋まらずに空席…


そんな中でショーをするのって、デザイナーが可哀想じゃないですか?

私は、ホールBでもぎゅうっと立ち見があるくらいが丁度いいんじゃないかと思いました。

デザイナー殺しのスポンサープライドなのか、デザイナーを成長させる為のホールAなのか…

I don't know. 


洋服も見せる、ショーとしても魅せるanntian. 

今回の東コレ、ヒカリエホールでばちばちにランウェイ決めてくるブランドもあれば、オープンスペースをランウェイにしちゃうブランドもありました。

anntianは、小さなストリートストアをその舞台に選んだわけです。

小さな空間で爆音でかかる音楽に合わせて、モデルがリズムに乗る。

そのリズムに合わせて揺れ動く洋服を、フォトグラファーがその場で写真に収めていく。

とっても、東京らしい演出です。




洋服をみることも出来るし、ショーでしか味わえないドキドキも提供する。

とても良いプレゼンだと思いました。


インスタから投稿削除のお知らせ。を受けて、ネット発言の仕方を考える

そもそも、閉鎖されていたファッション業界がこんなにもオープンになったのはネットのおかげです。

誰でも瞬時にルックを見ることができ、自分の考えをリアルタイムで持つことができる。


今回の東コレブログでは、その考えをブチまけてます。


もしかしたら、その内容で気を悪くしてしまった人がいたのかな…
まぁ、アレだけ書いてたらファンや関係者は、色々思うよね。


ただ、わたしも文ちゃんも、ファッションが好きな一消費者なんです。

その、一消費者の意見を聞くか聞かないかは、ブランドの問題。

アンリアルな感想ばかりを並べても、私たちには媚び売る相手もいないし、スポンサーだってついてないし。

時間削ってお金かけてコレクション会場まで行って、生の目で生のショーを観覧する。

だからこそ、感じたまま思ったまま書ける。


少々メンタルやられたけど笑

これからだって、上っ面な知識だけじゃなくて、歴史も学びながら、大好きなファッションを楽しみたい。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。

アートリサーチャーさくらこ&ブロガー清水文太


2016/10/20

東コレ3日目 ファッション川柳&正直な感想、東コレは4大コレに並ぶのはおよしなさい。という話し



どうも、アートリサーチャーさくらこです。

東コレ3日目、実は1番期待していた日でした。

19日文ちゃんが参加したショーは全部で4つ。
文ちゃん沢山歩いてくれてありがとう!(カバー写真はその足元)

観覧したのはヨハンクー、ドレスドアンドレスド、シナスイエン、コシェ(コーシェ)


今日は川柳と合わせて、本日も正直な感想と、世界から見た東コレについて考えたいと思います。


ファッション川柳


ファッションショー
とんちゃん通りで
やるセンス
最高すぎかよ
koche in TOKYO

分かる、禿同。



「パクるは恥だが、黒になる」道を選んだ?ドレスアンドレスド

日本人デザイナーとして、それなりの若者のファンもいて、それなりのビジネスセンスもあり、それなりのステータスを築き上げてきたドレスド。

それが、、、

今回は、、、マジでSHOCKですね。

VETEMENSとバレンシアガの要素、頂き過ぎ!

「パクるは恥だが、黒になる」とは、一見パクるというのは大変恥ずかしい事なのですが、本物に手が届かない若年層には売れて、売り上げ的には黒地になるということです!!


…ZARAコースだけは、避けてください。


本当に、ここからの軌道修正を願う。


4大コレクションと並ぶのは辞め、モデルより東京の顔を選んだコシェ。でもそれが、地味にすごい。

何で凄いって、今回のファッションウィーク期間(まだ3日目ですが)、海外ブランドとしては、最も日本人消費者の心を鷲掴みにしたからです。


アヤバンビがダンス披露したレオナードウォンも良かったかも知れないけど、あのショーは完璧にアパレル関係者向けです。


コシェは、違います。明らかに、私たち一般ピーポー(顧客、もしくは顧客予備軍)向けのショーでした。

しかもキャスティングが最高。

見たことある顔、東京のリアルストリートで生きてる顔もいれば、えみちぃ(そう鈴木えみ)も歩きました。

このごちゃ混ぜ感が、まさに東京じゃないですか?


コシェのショーこそ、切ったら血が出るショー。つまり、今を生きてるショーだったと思います。

スタイリングにしても、今まさに店頭販売している秋冬ものと、来シーズンの春夏物ものをミックスしてありました。

なんと、顧客向け!なんと、素敵で嫌味のないビジネス展開!

夢があるファッションショーとは、ただ服がカッコイイやら演出が凄いやら、インフルエンサーが招待されてるやらだけでは無いです。


こうやって、ステキ!と思ったものを、お店に行って購入できるスピード感が今の世の中にあってる。


コシェのショーは、大大大成功だと思います。


VOGUE RUNWAY にリアタイで更新されない東コレ

世界から見た東コレを考えたとき、まずその物差しになるのがVOGUE RUNWAY にリアルタイムで更新されるかされないかだと思います。


4大コレクションが終了しても、世界のあらゆる国でファッションショーは続いています。


ウクライナ、ロシア、へ〜こんな感じなんだ〜と感心している場合ではありません。

すでに東コレ3日目だというのに、1つのブランドも取り上げられてない。

え、カメラマン配置してないの?
それって、期待されてないの?

悲し過ぎる。

では、どうしたら世界の中でも注目される東コレになれるのでしょうか。


「逃げるは恥だが、役に立つ」道を選ぶことで、新しい文化を作ろう

どうしたら世界から注目される東コレになるか、それが逃げ恥の選択肢です。


昨シーズンのリトゥンアフターワーズも、今シーズンのコシェも、関係者のみのショーではなく、見たい人は誰でも見れるオープンスペースでのショーでした。


そしてそのどちらも、タダで観れたのに、なんか凄いの観れた!と言える服と演出。


拡散するスピード、分母、共に他ブランドとは比較にならない。


ここ小さな東京では、一般ピーポーを巻き込むやり方が合ってるのかもしれません。


町ぐるみのファッションウィークと言えば、パリコレです。

パリコレ期間に、カニエウエストの妻キムカーダシアンが強盗にあった事件がありました。

その事について、街頭インタビューを受けていた人(ユニクロを着てそうなおばさん)が、
「せっかくのファッションウィーク期間なのに、(パリの)イメージが悪く本当に最悪だわ。」
と応えてました。

ここに、パリの住民がファッションウィークを受け入れ認知し誇りに思っている雰囲気を感じます。


歴史の長さ違うので当たり前ですが、東コレも4大コレクションに食い込もうとするよりも、都民ファーストなオープンスペースショーを続けてみると、良いかもしれません。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。


心に上質なベルベットジャケットを纏って、今日も1日頑張りましょう。
行ってらっしゃいませ。


アートリサーチャーさくらこ&ブロガー清水文太

2016/10/19

東コレ2日目 ファッション川柳&94-95秋冬の東コレ参加ブランドリスト


どうも、アートリサーチャーさくらこです。

カバー写真はADDmagazineさんのツイート写真。
森英恵先生の斜め後ろに文ちゃんが写っていたものです。

昨日はオープンスペースでの、ショー。

ということで、とても人が多かったようです。




ファッション川柳


ハナエモリ
立ち見の席で
観覧中
隣の方々
靴を脱ぐ

モラルが無いです〜と、実況中継してくれた文ちゃん。
(その時の写真がカバー)


ブランドが空気をつくるのか、参加者が空気をつくるのか


文ちゃんが言うには、昨日よりもグッとお洒落な観覧者が多かったようです。

しかし実際は、この現状。




世界4大コレクションは、ブランドがみんなを掻き立てる様なエンターテイメント感があるけど、東コレはどうかしら?


それとも、参加する人達がバキバキにお洒落だから盛り上がるのかしら。


1日目は、新人ブランドなどが多かった為に若い子(学生?)が会場にも多かった模様。


2日目は、芸能人やファッション関係者も多くインスタやツイッター活動してたけど、大きなブランドが重なったので比例してお洒落な方も多かった模様。


卵が先か、鶏が先かのように
東コレを盛り上げるのは、ブランドが先か、参加者が先か…


まぁ、どう考えたって、ブランドが先であって欲しいわよね!

ギャルソン、ヨウジ、アンカバ、ケイタマルヤマが同時に参加していた94-95秋冬の東コレが羨ましい…




雑誌は、古着屋viabridgeの野口さんから借りました。



最後まで読んでくれた方、ありがとう!

アートリサーチャーさくらこ&ブロガー清水文太

2016/10/18

東コレ1日目!ファッション川柳&建前なしの正直な感想



どうも、アートリサーチャーさくらこです。

今日は、文ちゃんのファッション川柳&2人で話したマジな感想を書きます。

嫌いにならないでください。


ファッション川柳


並ぶ場所
わからず地団駄
席埋まる


分かる、インビ持ってるけど
間違えて一般列に並んでしまうやつですね。





合同ショー
人数訊かれ
答えるも
「消防法で」
止められた

全席指定だから、メールしたのにメーリスから漏れてた文ちゃん。

お疲れ様でした。


東コレの時代終了?ダサすぎる参加者


東コレが、他の世界のコレクションと違う良い点、それは「一般客が参加できる」だと昨日の記事でも書きました。


閉鎖的な業界人だけのファッションから、生きた顧客向けのショーに変貌しつつある現在。

それがどうでしょう。
東コレに来ている人たち、ダサくないですか?

ダサいというのは、ごめんなさい。
言い過ぎかもしれませんが、普通のお洒落(誰でも出来るお洒落、雑誌みたいなお洒落)な人が9割。


あの人のスタイリングカッコいい!とか、
あの人の服どこのだろう?みたいな、

そういう参加者がいないので、スナップハンターもとりあえず有名人撮ってる雰囲気ありますよね。

参加者のレベルが、コレクションのレベルを表しているんではないでしょうか。


一発屋ショーなら学祭で充分


今日は、現役学生の新人デザイナーブランドや、香港の新人デザイナーのショーなど、メインに回ってくれた文ちゃん。

私も都度タイムラインを見ていたのですが、みんなヨシキモノに持っていかれ過ぎ。


それ程までに、ヨシキモノの服しかり演出しかり、本物だったという事でしょう。

コレクションは、毎シーズンの発表の場です。
洋服を売り、生産することができ、始めて人々に必要とされる(毎シーズン着たいと思わせる)ブランドになります。

ショーを行う事をゴールにするんだったら、それは学祭のファッションショーで充分。


モードストリートというよりストリートだったアクオドバイチャヌ


アクオドバイチャヌには、オフホワイトやKTZの二番煎じにならないような、もっとモード感ある新しい韓国と日本の融合的な路線で行って欲しいです。


まだ学生なのに、東コレに参加して、周りと比較される、今1番厳しい位置にいると思います。ファーストコレクションですから。


ここから新しいブランドが始まるんだ!というワクワク感よりかは、なぜかまとまった一回こっきりのショーのように見えました。


チャヌ氏はせっかく日本で学んで、日本ブランドとしてデビューしてる努力家な方です。


生み出す辛さ、続ける辛さはここからでしょうから、見続けて見続けて、その変化を楽しみたい!という想いを込めて書かせていただきました。


自己満ショーと、スポンサーの言いなりショー

仲間内だけで盛り上がるようなオナニーショーなら、学生のうちに学生の中だけでやればいいと思います。

東コレの舞台は、少しでも日本のファッション文化を持ち上げるためにある場です。


今回、香港の新人デザイナーたちも、スポンサーの意見ですかね?


香港らしさゼロ、無駄にポップカワイイ東京を意識したものに見えました。




シャネルかよ!な、輪っか系バッグ

ポケモンマスターかよ!な、斜めかぶりキャップ

アルマーニーのロゴかよ!な、ピアス



ギャルソンかよ!な、靴カバー


東コレでわざわざ発表させる意味が、あったのでしょうか。

私には分かりません。


ヨシキモノの裏でざわついたジュンハシモト






ファッションショーでありながら、モデルが1人も歩かなかったショー

その三味線に思わず震える文ちゃんを想像しただけで、、、、笑

良くも悪くも、新しいことは壁にぶつかります。

賛同してくれる人も拒否する人もいるでしょうが、今回のジュンハシモトに関しては8割の心の声が、え?だったことでしょう。


服のディテールが見たかった。


さいごに


専門的な解説は書かないと言いながら、言いたいことが川柳では収まらず書いてしまいました。


どうか嫌いにならないでください。

アートリサーチャーさくらこ&ブロガー清水文太

2016/10/15

東コレ!清水文太とコラボして、ショーの様子をファッション川柳でレポート し ます


どうも、アートリサーチャーさくらこです。

10/17からいよいよ東京でファッションウィークが始まります。

今回ファッションウィーク企画として、今最もホットなトーキョーボーイの清水文太さんをオフィシャルサポーターに迎えてコラボレーションします。


素人目線でファッションウィークをありのまま楽しもう

ファッション知識を踏まえた記事は、専門家や業界人にお任せします。

今回のコンセプトは
素人が感じるファッションショーをありのまま、みなさんにお伝えしよう!
です。

無駄なことは考えず、文ちゃんにただ感じたままに伝えて欲しい。

シンプルを追求したら、川柳になりました。


ファッションショー
モデル歩くの速すぎて
後からじっくり写真見る

#さくらこ心のファッション川柳

五七五に収まらないw
こんな感じで、写真とともに、アンチクールでいこうと思っています。


ファッションウィークは業界人向けというのは時代遅れ

先日、VOGUEのエディターがショーに来ているブロガー達を、写真撮られたがっててなさけない〜的な発言してバッシングを食らってました。

ファッションショーが、業界人にだけ向けられていたのは過去のことです。

現在はSNSの登場により、どんな人でもリアルタイムで楽しめます。

むしろ、ブランド側もその場で即買できるようなシステム、シーズン前の発表ではなく今のシーズンものを発表したり、プレゼンする相手が業界人から個客へ変わっています。

ダイレクトマーケティングですね。

東京ファッションウィークにも、服飾の学生やアパレル関係者、ブロガー様々な顔がいます。

WWDでは、今年も一般観覧を募集してましたね。

日本らしい東京カオスなファッションウィークになることを願ってます。


さいごに

文ちゃん自身もブロガーさんです!

ぜひチェックしてね!

ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
このブログは、あなたの明日が今日よりも少し幸せになって頂くために書き続けます。

thanks and peace
by アートリサーチャーさくらこ