給料日前の休みは、家にこもるしかない。— アートリサーチャーさくらこ (@sakurako_art) 2016年11月22日
映画館に観に行った以来、映画 NANAをひとりで観た。
14歳か13歳かだったけど、24歳になってみるNANAはとてつもなく破壊力が凄くて声出して泣いたわ。
ブログでも書くか📝
ということで、11年前を振り返りながら今日は【恋愛】について書いてみます。
(アートをdigるブログですが、2年目は恋愛についても語ることを解禁しますw)
友達の親の保護下で観た映画「NANA」
わたしにとって、映画「NANA」はちょっと思い出話しがある映画です。公開時は中学校1年生。
クラスの友達から漫画を借りてみんなで見に行こうね!と楽しみにしてたけど、子どもだけで映画館に遊びに行くことを親に反対されました。
反抗したけど親を騙して子どもだけで行くことは出来ず…親同士が電話してて誰が付き添いで行くのかミーテイングして友人のお母さんの同伴付きで行くことに笑
行くまでにすったもんだしたけど、映画は「ハチ自分勝手やな」「幸子ウザッ!」ていう感想だったと思う。でも、ナナのライブ映像の音が映画館の迫力でドンドン胸に打ってきたのは覚えているかな。
中学生のわたしが「NANA」にハマったのはその時だけで、矢沢先生のファンというわけでもなかったので、漫画を読み進めることもありませんでした。
私の中の「NANA」は13歳・14歳で終了していたのかな。
それがふと、11年ぶりに24歳になって観てみると、自分の予想を上回る感動が味わえてびっくりしました。
18歳で恋愛よりもプライドを選んだナナ
久しぶりに観て、2人が20歳って設定にびっくりした笑そう思ったときに、ハチは彼氏いのちだし自分の人生よりも彼氏のために時間使う自分が好きみたいな思考が「あぁ、私みたいだな。(苦笑)」って思いました。
2人の生い立ちは全く違うから、年齢でふたりの性格や生き方を比べることは出来ないんだけど、ナナは明らかにハチよりも大人っぽいじゃん。
誰のために(蓮のために)歌ってきたわけじゃない、自分のために歌ってきた。というセリフは歌で食っていく覚悟と、愛した人のための人生ではなく、まずは自分の人生を生きようとしているように思えた。
それが、REIRAの歌で始まる蓮の旅立ちの回想シーンで、自分から電車飛び降りて涙流しまくるナナを見て(自分のために歌ってきたって言うけど、本当はひとりよりもふたりがいい。ふたりでいる幸せも発見出来たのに、またナナがひとりになっちゃう。こんなに好きなのに、ついて行かない。離れなきゃいけない。まじ切なすぎ!)とか色々考えたら、私まで声に出して泣いちゃってました。
これは11年前には感じてなかった感情。
本気で好きになって別れも経験して、自分の人生を歩むための決断をいくつかしてきた今だから涙がでた。
でもREIRAの歌詞は
「例えば誰かのためじゃなく、あなたのために歌いたい。この歌を」
て歌ってて、その歌詞でナナも泣いてるやん!って、もう愛しすぎて、二度泣けます。
漫画のキャラクターとして、ナナは本当にかっこいい女性、可愛らしい女性であることを知りました。
立てば芍薬、座れば牡丹、歌う姿は百合の花
テーブルの上をステージに、携帯をマイクに、月明かりをスポットライトにして歌うナナが1番好き。
自立と依存は紙一重
さて、どんなに辛い別れを経験しても、多くの人がまた恋をします。その最後の恋をするときっていうのは、(いわゆる結婚だけれども)今までと何が違うんだろう。
私はこの歳になって、自分の根底には「寂しい」「愛してほしい」というつぶやきがあったことを発見しました。
今までの私は、自分だけを見てくれる存在(彼氏っていう存在)に心が快感を覚えていたみたい。
自分の寂しさを埋めるために、誰かと付き合っていたなんて事実認めたくないけど、そうだと思う。
私は長女だし、恋人に対しても実は優位に関わっていて、相手を依存させてしまっていたのね。
本当はその人が自立するように支えになりたかったのに、いつの間にか「お世話する私」に酔いしれてた。(それがハチと一緒。)
でもそれが、頼られてて必要とされている!って錯覚だったみたいです。
自分の人生歩みたいと思っていながらも、ハチのように彼氏のために時間を使うことが自分の人生の喜びだって思っちゃう時期あるよね。
だから、わたしは自分の母親をすごく尊敬しているし、両親がうらやましい。
30歳までファッション業界でバリバリ働いていた母が、結婚と同時に父親の作家活動を支えるパートナーになって、2人で芸術活動を通してキラキラと生きている姿が本当にうらやましい。
自立しているけど、足りないところを補うふたりは、ほんとうに約束の出逢い・約束のご縁だったんだと感じる。
そんな両親を見てきたから、「パートナーを支える女性」に憧れて、色々恋愛したけれども(笑)
支える前にまずは自分が自立しなければと、24歳のわたしは思うわけです。
さいごに
私の尊敬する人が言ってくれた言葉を最後に書いておくね。
「自分の寂しさは自分で越えなければ、誰かに幸せを分け与えることは出来ないんだよ。
自分の寂しさを何かで補っているうちは、本当の寂しさ・世界の痛みには気が付けない。
孤独を自分で乗り越えなさい。」
恋愛を一旦横に置いて、まずは自分自身をもっと知りたい。
自分のダメなところも、弱い部分、今まですぐ誰かに甘えて逃げてきた部分、それを1人だったらどんな風に乗り越えていくのか知りたい。
新しい私になるには、今までの古いやり方は捨てなければ。
24歳のテーマ・合言葉は、「古い革袋は捨てよう。」です。
ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
このブログは、あなたの明日が今日よりも少し幸せになって頂くために書き続けます。
peace
by アートリサーチャーさくらこ
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