どうも、アートリサーチャーさくらこです。
3/16、とっても貴重な体験をしました。
デザイナー山縣良和さんのブランド、リトゥンアフターワーズの16Awショースタッフとして参加させて頂いたんです!
今日は、舞台裏でしか分からなかったファッションショーのあれこれ
素敵なリトゥンファミリーについて書くよ!
アシスタントで分かる日本の技術力の本気
例えば、お針子さん。
ショーの直前まで、デザイナーの山縣さんの指示を聞いて直しをしてます。
あるルックを担当していたチームに私も入りました。
私はトルソーの代わりに?衣装を着て、山縣さんが周りのスタッフにテキパキ指示を出します。
山縣さん「ここ、もっとガーッと安全ピン付けちゃって。ここからこの辺までよろしくね。あと、裾は切ろっか」
私「お花の形に沿ってですか?」
山縣さん「そうそう、お花のかたち。」
などなど!!
ルックに袖を通すのも感動しましたし、指示を見ている時も感動しました。
他のスタッフも、その場でサッと仕事をする。
どこかで文化服装学院では技術の勉強量が多いと聞きましたが、日本人らしいですよね。
リトゥンファミリー技術力の水準が高いんだろうなって思います。
モデルさん入りのリハーサル前でのこと
バックステージには、カメラマンがたくさん。
リトゥン、注目度が高い。
リトゥンのショーではモデルの国際色も豊かで、年齢の幅も広いことが特徴かな?
今回もたくさんの外国人モデル、キッズモデルが参加していました。
それまでは職人達が黙々と作業をしていたんですが、モデルさんが来たら華やかさが!笑
やはりモデルさんが着てみなきゃ分からない事もあるので、デザイナー山縣さん自身が指示します。
カラスの角度とか!
音楽も鳴り始めて、いよいよリハーサルだ!
リハ前、モデルさん全体にランウェイの歩き方を説明。
リトゥンは、まっすぐなキャットウォークではなく表参道ヒルズの階段から地下ホールを使った大規模ランウェイ!
進行役の方の様子を見守る山縣さん
マジで英語必要だと思ったファッション業界
さぁ、リハーサルスタート!
今回はバックステージから、モデルさんが歩き始める場所まで移動がありました。
その時に、発表前ということで衣装を隠す為にシーチング(布)を被せます。
しかし素人の私は、「シーチング」と言う単語が「隠す布」の事かと思ってました。
外国人モデルに手渡した時に、"what's this?"って聞かれて"oh,this is シーチング"って説明しました。
モデルさんポカーン笑
他にも外国人モデルは若い年齢の方が多いので、英語も早いしスラングだらけ。
中学生ぶりにパードゥン?を連発しました。
アパレル業界で働きたいあなた、販売員が英語話せると良いってのは想像しやすいですよね?
でも実は、技術系の人も必須かも。
ヘアメイクさんも、進行役も、フィッターも、リトゥンのスタッフは一生懸命イングリッシュしてました。
いよいよショースタート!
全員をルックの順番に並んでもらって、スタイリングの最終チェック。
子どもたちは、「このドクロ5キロもあるんだよ〜!」「ねぇ、なんでタヌキがドレス着てるの?」って私に聞いてきます。
しかし、私と子どもたちの間には山縣さんが笑
山縣さんが優しく「このタヌキさんも妖怪だからだよ〜」って教えてあげてました笑
いよいよ始まってからはスーパーハード!
担当の外国人モデル オリバーが1ルック目からバックステージに帰ってきたら、すぐにフィッティングして、2ルック目見送る!
(中高やってた部活、ミュージカル部の早着替え経験してて良かった)
そして、フィナーレ!
例の子どもたちに「2人が1番こわ〜い妖怪子どもだね!」って話してると、山縣さんがやってきて
「そうだ、最後は鬼太郎パパと3人で手を繋いで歩こう」と一言!
こんな風に、その時のショー会場の雰囲気でテキパキ変わるんだ!へぇー!
今回、担当したルックみんな特殊メイクで、モデルさんも身体張ってくれて全員が精一杯だったと知りました。
さいごに
あっという間の1日。
私は1日のお手伝いでしたが、ここまでリトゥンファミリー全員の力で準備しています。
ショーがこんな風に作られていくことを知ることができて、本当に良かった。
陰で支える人、それぞれが役を担っている。
五本の指と一緒。
誰が欠けてもいけないって感じ。
本当に貴重な経験をありがとうございました!
人として山懸さんのことを尊敬していましたので、今回のお姿を見てさらにファンに。
私もお手伝いした赤ジャケット。
今回のルックはほとんどが表参道ヒルズに戻ってきたロケットで展示してますよ!
チェックね!