どうも、アートリサーチャーさくらこです。
10/3の文化の日、初めて文化服装学院の文化祭に行って来ました。
ファッションを仕事にするとは、どういう覚悟がいるのか…
その一端が見えた気がしましたので、素人ながら感想をまとめます。
マンモス校文化服装学院
まず始めに、文化服装学院の規模の大きさに驚きました。
館もたくさんあり、(ここで学んでいる学生が日本のファッション業界を支えていくんだな…)としみじみ思った程です。
しかしそれと同時に、何人の人がそのまま熱意を持ち続けて学び、希望の就職先に着くのだろうかと感じました。
これだけ人が多いと、これからみんなでファッション業界を盛り上げるんだ!と熱い気持ちになれます。
同時に、生き残らなきゃと恐怖感を感じるかも知れません。
それでもやっぱり、ファッション業界で生きたい。
文化服装学院は、そういう人の為の場所です。
学習発表会ノリで楽しめるⅠ部(昼間部)ショー
それぞれのメゾンが順番に発表するI部ショーは、まさに文化祭だなぁと思いました。
保護者が多いのもその表れですよね。
学芸会で子どもの出番にカメラを構える!的な。
だからでしょうか。
ショーを通して感じたのは、部外者の私たちに向けたショーというよりも、今まで学ばせてくれてありがとう!と家族に感謝を伝える場のような印象を受けました。
なので、どのメゾンを見てもハッピーな気持ちになれる、ほっこり系ショー。
数グループのうち、ギャルソン、ジュンヤ、マックィーンが好きなんだなって感じるグループがありまして。
ルック見たらすぐそれが分かって、それがパクりだと批判的な気持ちになるのではなく、大先生達に憧れてるんだなっと微笑ましい気持ちになりました。
また、そういうデザイナーの人の気持ちは、ショー演出にも反映されていて、他のチームとは全く空気感が違いました。
要するに、I部のショーは各学年が順番に発表するハッピーな学習発表会って感じかな。
好きなルックのデザイナーが誰なのか分からなかったので、残念だったな。
100体を超えるルックを何1つ落とさず1つのストーリーとして完成させたII部(夜間部)ショー
I部ショーの4分の1?程のこじんまりとしたショー会場に入った途端、もうそこは学習発表会ではなく、オトナ達のオトナ達へ向けたショーだと感じました。
「みんなのさんすう」というショーコンセプトは少々子どもっぽさを感じたのですが、今から見せられるショーはそんな物では無いな…という期待感です。
コンセプト画とチーム名しか無かったI部パンフレットとは違い、配布されたII部パンフレットには、100体を超えるルックが全て載っていました。
(ショー開始前にコレだけ服見せて、どうやってショーとして魅せるんだろう)とデザイナーの名前が書かれているのを見て、この人チェックしておこう!とワクワク。
ショーが始まってからは、狭い部屋に響く音楽と、ビートに合わせて重く重くウォーキングするモデルに瞬殺され、圧倒的ショーとしてのレベルに感動しました。
1ルック1ルック全てテイストが違うけれども、「みんなのさんすう」というコンセプトからはズレていない。
ブランドのショーだとあり得ないけれど、学生だからこそできるショー。
要するに、ファッション業界を目指し学ぶキラキラしたオトナの学生達の最高の遊びです。
ファッション業界で仕事をする覚悟
18時までビッシリ学内いて、展示品なども見て回って、私自身は業界の中でファッションを生み出す側ではなく消費者として楽しみたい人間なんだなぁ、と改めて確認しました。
展示されている学生の作品はどれも素晴らしく圧倒されます。
服でご飯を食べていこうと思う人の本気度を見せられて、ある意味自分がファッションに関してブログを書くことが恥ずかしく感じるほどです。
ここでもう一度、この記事を読みたいと思います。
「ファッションオタク」なのか「服オタク」なのか、見極めた方がいい。というはなし
さいごに
学生が運営を行うショップ、リテント という企画でショップを構えたネオストリートの東京の顔 しょしぽよ。
しょしぽよ目当てで店に行った私は、しょしぽよの自己プロデュース力を見て、潜在的なビジネスマンだなと思いました。
コンセプトやメゾンで売り出すより、人としてのキャラ売りしてファンを獲得した方が時代のスピードに置いていかれないのかな?と思います。
その後も生き残れるかどうかは、ビジネスの話になってしまうのでまたの機会に。
どんな企画も、そこに費やした時間や経験が価値であると感じます。
ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
このブログは、あなたの明日が今日よりも少し幸せになって頂くために書き続けます。
peace
by アートリサーチャーさくらこ
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