2016/11/23

11年ぶりに映画「NANA」を観た感想:【自立と依存は紙一重】20歳のナナ「立て ば芍薬、座れば牡丹、歌う姿は百合の花」



どうも、アートリサーチャーさくらこです。


ということで、11年前を振り返りながら今日は【恋愛】について書いてみます。
(アートをdigるブログですが、2年目は恋愛についても語ることを解禁しますw)

 

友達の親の保護下で観た映画「NANA」

わたしにとって、映画「NANA」はちょっと思い出話しがある映画です。
公開時は中学校1年生。

クラスの友達から漫画を借りてみんなで見に行こうね!と楽しみにしてたけど、子どもだけで映画館に遊びに行くことを親に反対されました。

反抗したけど親を騙して子どもだけで行くことは出来ず…親同士が電話してて誰が付き添いで行くのかミーテイングして友人のお母さんの同伴付きで行くことに笑

行くまでにすったもんだしたけど、映画は「ハチ自分勝手やな」「幸子ウザッ!」ていう感想だったと思う。でも、ナナのライブ映像の音が映画館の迫力でドンドン胸に打ってきたのは覚えているかな。

中学生のわたしが「NANA」にハマったのはその時だけで、矢沢先生のファンというわけでもなかったので、漫画を読み進めることもありませんでした。
私の中の「NANA」は13歳・14歳で終了していたのかな。

それがふと、11年ぶりに24歳になって観てみると、自分の予想を上回る感動が味わえてびっくりしました。


18歳で恋愛よりもプライドを選んだナナ

 久しぶりに観て、2人が20歳って設定にびっくりした笑

そう思ったときに、ハチは彼氏いのちだし自分の人生よりも彼氏のために時間使う自分が好きみたいな思考が「あぁ、私みたいだな。(苦笑)」って思いました。



2人の生い立ちは全く違うから、年齢でふたりの性格や生き方を比べることは出来ないんだけど、ナナは明らかにハチよりも大人っぽいじゃん。

誰のために(蓮のために)歌ってきたわけじゃない、自分のために歌ってきた。というセリフは歌で食っていく覚悟と、愛した人のための人生ではなく、まずは自分の人生を生きようとしているように思えた。

それが、REIRAの歌で始まる蓮の旅立ちの回想シーンで、自分から電車飛び降りて涙流しまくるナナを見て(自分のために歌ってきたって言うけど、本当はひとりよりもふたりがいい。ふたりでいる幸せも発見出来たのに、またナナがひとりになっちゃう。こんなに好きなのに、ついて行かない。離れなきゃいけない。まじ切なすぎ!)とか色々考えたら、私まで声に出して泣いちゃってました。

これは11年前には感じてなかった感情。

本気で好きになって別れも経験して、自分の人生を歩むための決断をいくつかしてきた今だから涙がでた。

でもREIRAの歌詞は 
「例えば誰かのためじゃなく、あなたのために歌いたい。この歌を」
て歌ってて、その歌詞でナナも泣いてるやん!って、もう愛しすぎて、二度泣けます。

漫画のキャラクターとして、ナナは本当にかっこいい女性、可愛らしい女性であることを知りました。

 立てば芍薬、座れば牡丹、歌う姿は百合の花 

テーブルの上をステージに、携帯をマイクに、月明かりをスポットライトにして歌うナナが1番好き。


 

自立と依存は紙一重

さて、どんなに辛い別れを経験しても、多くの人がまた恋をします。

その最後の恋をするときっていうのは、(いわゆる結婚だけれども)今までと何が違うんだろう。

私はこの歳になって、自分の根底には「寂しい」「愛してほしい」というつぶやきがあったことを発見しました。

今までの私は、自分だけを見てくれる存在(彼氏っていう存在)に心が快感を覚えていたみたい。
自分の寂しさを埋めるために、誰かと付き合っていたなんて事実認めたくないけど、そうだと思う。

私は長女だし、恋人に対しても実は優位に関わっていて、相手を依存させてしまっていたのね。

本当はその人が自立するように支えになりたかったのに、いつの間にか「お世話する私」に酔いしれてた。(それがハチと一緒。)

でもそれが、頼られてて必要とされている!って錯覚だったみたいです。


自分の人生歩みたいと思っていながらも、ハチのように彼氏のために時間を使うことが自分の人生の喜びだって思っちゃう時期あるよね。


だから、わたしは自分の母親をすごく尊敬しているし、両親がうらやましい。

30歳までファッション業界でバリバリ働いていた母が、結婚と同時に父親の作家活動を支えるパートナーになって、2人で芸術活動を通してキラキラと生きている姿が本当にうらやましい。

自立しているけど、足りないところを補うふたりは、ほんとうに約束の出逢い・約束のご縁だったんだと感じる。


そんな両親を見てきたから、「パートナーを支える女性」に憧れて、色々恋愛したけれども(笑)
支える前にまずは自分が自立しなければと、24歳のわたしは思うわけです。


さいごに


私の尊敬する人が言ってくれた言葉を最後に書いておくね。

「自分の寂しさは自分で越えなければ、誰かに幸せを分け与えることは出来ないんだよ。
自分の寂しさを何かで補っているうちは、本当の寂しさ・世界の痛みには気が付けない。
孤独を自分で乗り越えなさい。」

恋愛を一旦横に置いて、まずは自分自身をもっと知りたい。

自分のダメなところも、弱い部分、今まですぐ誰かに甘えて逃げてきた部分、それを1人だったらどんな風に乗り越えていくのか知りたい。

新しい私になるには、今までの古いやり方は捨てなければ。

24歳のテーマ・合言葉は、「古い革袋は捨てよう。」です。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
このブログは、あなたの明日が今日よりも少し幸せになって頂くために書き続けます。

 peace
by アートリサーチャーさくらこ 



2016/11/17

ブログを始めて1年 私も空気を読むことを覚えてしまった八方美人ブロガー




どうも、アートリサーチャーさくらこです。
 
20151029日からブログを書き始め、気が付いたら1

若い子や地方住みの子にも、東京のアートシーンを掘り起こして届けてあげたい!
なんだったら、東京に住んでいる人が知らないような情報を届けたい!と思って始めたこのブログ。

…しかし、文化服装学園に行ってからというもの、専門的にファッションやアートを学んでいない自分の立ち位置って何だろうって少し悩んでいました。

私も空気を読むことを覚えてしまった「八方美人ブロガー」になりかけていたこの頃(失笑)

今日は様々な角度から「貫くことのむずかしさ」について考えたいと思います。


その1:「繋がるね~」 繋がりホイホイの成れの果て

対面して会うより、SNSで顔見知りになり趣味嗜好を知った上で、直接出会う。という流れが一般的になってきたのはここ数年ですかね。


東京という街は人口が多い割にSNSの影響でコミュニティーが狭く、まるで田舎の中学校のようです。

紹介した友人同士が、実は別の人とも繋がっていた。という事実は、特別なものではなく、それを一つのご縁として自分はどのように立ち振る舞うかが大切だと感じます。

八方美人ブロガーになりかけた私は(この友達は〇〇さんと繋がっている。だから、あんまりショップについて過激なこと言えないな。)と、自分が直接つながっていない「見えない段階」で、相手の顔色をうかがってしまいました。

「繋がりホイホイの成れの果て」とは、周りの人との関わりにとらわれ過ぎて、本来の目的から外れてしまうこと。


「繋がっている」という事実に浮かれてしまって、そこから先その人とどんなクリエイティブを生み出しあうのか、この繋がりはもっと深めた方がいいのか考えることを忘れて、「繋がりを広める」という目的にすり替わっている人が多いように思います。

「繋がり」は一つのきっかけです。内定通知みたいなもんです。とにかく多くの企業から内定をもらうことを目的にしても疲労困憊するだけですから。
この先10年、どんな仕事をやりたいか見据えて就活してください。

「繋がり」はきっかけ。周りの目に振り回されず、繋がったご縁に浮かれず、自分の目的を果たすべし。


その2:過去に憧れを持ちすぎると、いつまでたっても自立できない 

2016秋冬のトレンドは「アムラー」なんて言ってますけど、ここ数年の「90年代リバイバル」ブーム
なぜ90年代が流行っているのかは、この記事に分りやすくまとめているので見てください。

なぜ90年代ブームがキテるのか、これを読んだら納得しちゃう


ここで考え直したいことがあります。

それは「あの時代はすごかったよね。それに比べて今はつまらない。」という過去を称賛し、今を否定する流れです。


特に私自身陥ってしまったのは、最近の東京コレクションを見ていた時期。

90年代~00年代の東コレの参加ブランドは、今では豪華!と驚くほどの新旧入り混じる見ごたえ抜群のブランドリスト
どうしたって、今と比べたくなっちゃうんですよねw

だけど業界部外者の私があーだこーだ批評したって、現状が変わるわけではないという事を学びました。

それにただ批判するだけでは、何も生まれないということを忘れていた訳です。

過去の先輩たちが作ってきた功績に憧れや尊敬することは良いことなんだけど、そこから「何を盗むのか」、自分たちの世代はどうなっていきたいか、という自立心を忘れていましたね。
 
私達は未来に向かって生きてます。結果未詳の未来は、今の自分達がクリエイトする。

川越の古着屋via bridgeの店主 野口さんは、「ネットとかSNSを活用して有名になることが叩かれる時もあるけど、今はそういう時代なんだよ。」と時代の変化をきちんと受け止めていました。

今を批判せず、過去の先輩たちに甘えず、自立して未来創造するべし。


その3:自分の変化に一番疎いのは自分、何度でも後智慧しよう


この1年を振り返った時、何回か(まじブログ書けない)と更新放置したことがありました。

書いてみた記事が本当にみんなに伝えたいこととズレている。

その違和感は、書き始めには感じません。
でもだんだんキーボードを打つスピードが遅くなり無理やりまとめて読み返した時、今私が伝えたいものはコレじゃないと後から思うのです。


他人の変化には敏感な私ですが、自分の変化には鈍い。


鈍いというか、自分の変化を認められないプライドがあるのかもしれません。

そのプライドを知ったなら、自分が知っている自分という重たい鎧は脱いで、新しい私として生きる。

ただ脱いだ鎧は脱ぎっぱなしではダメ。

お洋服を大切にハンガーにかける様に、自分の鎧もハンガーにかけてチェックする。

後智慧とは、きちんと振り返り把握すること。

新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。『マタイによる福音書9:17』

私の尊敬する様々な人が、今年になってこの聖句を用いることが多いんです。
2000年前に語ったイエスの言葉が2016年になってリバイバルされています。トレンド聖句です。

先ほどの自分が知っている自分という鎧は古い価値観や固定概念のこと。

ここでいう革袋というのも、そのことです。

いつまでも、古い革袋の中に新しいワインを注いでいては美味しくなりません。

新しいワインは、新しい革袋へ。

合言葉は、古い革袋は捨てよう!です。


さいごに


今日はここまでとしますが、今後は追記制度を導入しようと思います。

読み返してみて、物足りない時は補足。

伝えたいことを文章にするって本当難しい。

今日も72パーセントくらいしかアウトプット出来なかったですが、今までに比べたら書き表せた方です。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
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 peace
by アートリサーチャーさくらこ  

2016/11/08

インスタグラムビジネスプロフィールは、個人アカウントの人にこそオススメの機 能 が満載!


どうも、アートリサーチャーさくらこです。

先日、イラストレーターや個人ブランド運営者、バリスタ、フォトグラファーの友人たちと飲みながら、「インスタグラムでの個人ビジネスの可能性」を語っていました。



私は10月からインスタグラムをビジネスアプロフィールに変更していて(便利やなぁ~)と思っていたのですが、思いのほか利便性をみんな知らなかったので、これはお伝えしないともったいない!!

今日は、個人アカウントでインスタグラムのフォロワー増やしたいなぁとか、ビジネスに繋げたい方にはオススメの記事です。


オススメその1:自分のフォロワーの年齢層・男女比率が分かる




自分のインスタグラムは、どの年齢層が多いのか、男女比率も分ります。

私の場合、同年代が圧倒的に多いですがインスタはもともと20代が多いSNSです。
そう思うと、インスタ世代ではない40代以上の方=流行感度が高い方にもフォローされているのは、とても嬉しいなと思いました。

あと、反応がいい投稿も一目でわかります。


オススメその2:ビジネスプロフィール変更は無料で出来る

解析系のアプリはもともとビジネス向けなので、有料のものが多いのですが本家のビジネスプロフィール変更は無料で出来ます。


番外編:オススメ解析アプリ:誰がフォローを外したのか分かるアプリ

相互フォローのはずが、いつの間にか外されていた時のショック。


「外された…」という事実に対するショックは消えないんですけど(笑)

私はビジネスプロフィールの解析機能と、この無料アプリ「フォロワー+」

で素人ながらインスタについて研究中です!



みなさんのオススメ解析系アプリあれば、ぜひ教えてください!


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by アートリサーチャーさくらこ  



2016/11/06

文化服装学院 文化祭の感想



どうも、アートリサーチャーさくらこです。

10/3の文化の日、初めて文化服装学院の文化祭に行って来ました。

ファッションを仕事にするとは、どういう覚悟がいるのか
その一端が見えた気がしましたので、素人ながら感想をまとめます。


マンモス校文化服装学院 


まず始めに、文化服装学院の規模の大きさに驚きました。

館もたくさんあり、(ここで学んでいる学生が日本のファッション業界を支えていくんだな)としみじみ思った程です。

しかしそれと同時に、何人の人がそのまま熱意を持ち続けて学び、希望の就職先に着くのだろうかと感じました。

これだけ人が多いと、これからみんなでファッション業界を盛り上げるんだ!と熱い気持ちになれます。

同時に、生き残らなきゃと恐怖感を感じるかも知れません。

それでもやっぱり、ファッション業界で生きたい。
文化服装学院は、そういう人の為の場所です。


学習発表会ノリで楽しめるⅠ部(昼間部)ショー

それぞれのメゾンが順番に発表するI部ショーは、まさに文化祭だなぁと思いました。

保護者が多いのもその表れですよね。
学芸会で子どもの出番にカメラを構える!的な。

だからでしょうか。
ショーを通して感じたのは、部外者の私たちに向けたショーというよりも、今まで学ばせてくれてありがとう!と家族に感謝を伝える場のような印象を受けました。

なので、どのメゾンを見てもハッピーな気持ちになれる、ほっこり系ショー。

数グループのうち、ギャルソン、ジュンヤ、マックィーンが好きなんだなって感じるグループがありまして。

ルック見たらすぐそれが分かって、それがパクりだと批判的な気持ちになるのではなく、大先生達に憧れてるんだなっと微笑ましい気持ちになりました。

また、そういうデザイナーの人の気持ちは、ショー演出にも反映されていて、他のチームとは全く空気感が違いました。

要するに、I部のショーは各学年が順番に発表するハッピーな学習発表会って感じかな。

好きなルックのデザイナーが誰なのか分からなかったので、残念だったな。



100体を超えるルックを何1つ落とさず1つのストーリーとして完成させたII部(夜間部)ショー


I部ショーの4分の1?程のこじんまりとしたショー会場に入った途端、もうそこは学習発表会ではなく、オトナ達のオトナ達へ向けたショーだと感じました。


「みんなのさんすう」というショーコンセプトは少々子どもっぽさを感じたのですが、今から見せられるショーはそんな物では無いなという期待感です。


コンセプト画とチーム名しか無かったI部パンフレットとは違い、配布されたII部パンフレットには、100体を超えるルックが全て載っていました。

(ショー開始前にコレだけ服見せて、どうやってショーとして魅せるんだろう)とデザイナーの名前が書かれているのを見て、この人チェックしておこう!とワクワク。


ショーが始まってからは、狭い部屋に響く音楽と、ビートに合わせて重く重くウォーキングするモデルに瞬殺され、圧倒的ショーとしてのレベルに感動しました。

1ルック1ルック全てテイストが違うけれども、「みんなのさんすう」というコンセプトからはズレていない。

ブランドのショーだとあり得ないけれど、学生だからこそできるショー。

要するに、ファッション業界を目指し学ぶキラキラしたオトナの学生達の最高の遊びです。


ファッション業界で仕事をする覚悟

18時までビッシリ学内いて、展示品なども見て回って、私自身は業界の中でファッションを生み出す側ではなく消費者として楽しみたい人間なんだなぁ、と改めて確認しました。


展示されている学生の作品はどれも素晴らしく圧倒されます。

服でご飯を食べていこうと思う人の本気度を見せられて、ある意味自分がファッションに関してブログを書くことが恥ずかしく感じるほどです。

ここでもう一度、この記事を読みたいと思います。

「ファッションオタク」なのか「服オタク」なのか、見極めた方がいい。というはなし



さいごに

学生が運営を行うショップ、リテント という企画でショップを構えたネオストリートの東京の顔 しょしぽよ。



しょしぽよ目当てで店に行った私は、しょしぽよの自己プロデュース力を見て、潜在的なビジネスマンだなと思いました。

コンセプトやメゾンで売り出すより、人としてのキャラ売りしてファンを獲得した方が時代のスピードに置いていかれないのかな?と思います。

その後も生き残れるかどうかは、ビジネスの話になってしまうのでまたの機会に。

どんな企画も、そこに費やした時間や経験が価値であると感じます。

ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
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 peace
by アートリサーチャーさくらこ  

2016/10/28

ファッションにおけるアングラとメジャー。どちらを推すのかではなく、自分 の 居心地の良さで選びませんか



どうも、アートリサーチャーさくらこです。


先日、新宿歌舞伎町にあるアパレルショップ「the four eyed」に行きました。
雑誌FRUiTSでスナップハンターをされていた藤田さんのお店ということもあって、ご存知の方もいるかも知れません。
ショップの場所が歌舞伎町のホテル街、ディープ過ぎるその様は、まさにアンダーグラウンドでした。

音楽でも芸術でもメジャーとアングラ(インディーズ)の線引きがあるわけですが、今日はファッションにおけるアングラとメジャーについて考えたいと思います。



アングラな世界は飛び込んでみないと見えない世界


アングラでやっているお店は結局のところ「身内感だ」という意見を耳にすることがありますが、あながち間違ってはいません。
そもそもアンダーグラウンドを選ぶ人々は社会(その時代の常識)に対して、反骨精神があると思います。
社会に対する違和感があり、その共感する者同士が集まる場所、別に認めてもらいたいという気持ちもないし、どちらかというと毛嫌いされることの方がカッコいいみたいな。

中に入るまでは怖くとも仲間になってしまえばファミリーのようです。ですが、中に入るまでは見えない世界なので、色々想像してしまう。



カメラマンではなくショップ運営のディレクションで見るアングラ派の藤田さん、メジャー派のシトウさん


間違いなく私たち世代の2大ストリートスナップカメラマンは、藤田さんとシトウレイさん。
藤田さんは歌舞伎町でお店を持ち、シトウさんは表参道で「STYLE TOKYO friends' home」というショップをディレクションしていました。
実際にお店で肌に感じた、ファッション界におけるアングラ派とメジャー派を考えたいと思います。



アングラ派の藤田さん「the four eyed」in歌舞伎町


まず、藤田さんのお店がどういうコンセプトでスタートしたのか聞けずじまいだったので何とも言い難いですが、私はあのお店にもう一度行く勇気ありません。

私は何にしてもdigって、痛い目見ても自分で体験する派ですが、歌舞伎町独特のあの街に1人で買い物に行く勇気が無いという事です。

セレクト的には、まだ日本の大手が目に付けていない実力のある若手ブランドやセレクトされた安くて買いやすい古着が並んでいて好きでした。

(実際に、ギラッギラシルバーのホルターネック買ったの。
めちゃカワ3,000円)


先日、初めてゴールデン街で飲んだのですが、田舎出身の私には歌舞伎町側は本当怖くて笑
その危険をすり抜けてでも、あの店に行くか…と聞かれると泣

あの立地にショップがあり、道中の危険を承知であの店に行く人は、カリスマスナップハンターの藤田さんに憧れている人や、セレクトセンスを信頼している人、藤田系ファッション関係者の方々かな?と思います。

もしくは、まいこさん目当て。(さいきん風邪気味みたい)





また、大々的に若手ブランドを世に広げよう!とバブル時代型宣伝をしなくても、藤田さんのお店に行く人はリアルストリートの顔が多いでしょうから、「彼ら(ファッションアイコン)が着ることでブランドの認知度が上がっていく」のだと思いました。



広告モデルが着てポージングしてカッコいいのは当たり前ですが、そのブランドの服をリアルクローズとして着て東京の街を歩くお洒落な人を見かけたときの興奮たるや。

アングラなショップから発信されるリアルを追求したディレクションです。



メジャー派のシトウさんSTYLE TOKYO friends' home」in表参道


一方、表参道にあるショップのディレクションを行ったシトウさん。
シトウさんのファン以外の、なんとなくその道を歩いていた人も発見しやすく入りやすい立地にありました。

お店の品揃えも、洋服だけではなく「天狼院書店」を迎え、知的好奇心をくすぐる本も多く取り扱い、横にはカフェもあって女性が一人でも入りやすいクリーンな雰囲気です。

ただしこのお店、もう閉店してしまったんです。セレクトショップの良さ「行くたびに色んな発見がある」を実感する前に、1年経たずに閉店してしまいました。

メジャーデビューを飾って、様々な企画を行っていても、「こだわりを持ったお洒落アラサ―・アラフォー」を狙ったお店はたくさんあって…ビジネスとして成り立たせる難しさ、ファッション界の現実を見させられた気がします。

シトウさんがどのあたりまでディレクションに関わっていたか分りませんが、本の上に埃がかぶっていたなぁ…と思い出すと、ちょっと切ない。

顧客ターゲットを広く設定しすぎた結果の閉店だったのでしょうか、何はともあれ表参道は激戦区です。



アングラであり、メジャーである。クリーンアングラ「原宿DOG


そんな風に考えると、今や「原宿DOG」はアングラとも言い難い、メジャーとも言い難い、絶妙なポジションを確立したのではないでしょうか。

服好きじゃないと知らないんだけど、海外アーティストがこぞって行くようなメジャー感。

DOGって階段下りていくだけで昔は超怖かったんですけど、テレビで店内が流れたり、LADY GAGAのサインが見たい!というミーハー心が先行して、アングラなんだけど安心して行ける。そんな感覚があります。

この安心感を言うなれば、「クリーンアングラ」です。
今回の東コレで、店主のコンボイさんがコーシェのモデルで歩いていたことも、クリーンやなぁと思いました。



アングラとメジャーとすべてが繋がっているトーキョー


そして、この小さな東京の良さは、カメラマンの藤田さんもシトウさんもコンボイさんもみんなが繋がっていて、仲良しだということです。

みんなが憧れるそれぞれのトップが、お互いを認め合っていて、90年代原宿ブームの次なる時代を創ってくれている。そんな印象があります。

だから、その方々に憧れる私たちもそうでありたいんです。

アングラだから、メジャーだからではなく、自分の居心地の良さで選び取っていけばいいのではないでしょうか。

そして、誰か私と一緒に、また「the four eyed」に連れて行ってください。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
このブログは、あなたの明日が今日よりも少し幸せになって頂くために書き続けます。

thanks and peace
by アートリサーチャーさくらこ
  


2016/10/23

東コレ総括 今シーズン1番見たかったショーは、ベットサイドドラマ。そして、 ドレスドに対して見なかった側面



どうも、アートリサーチャーさくらこです。

今シーズンを振り返り、1番見たかったブランドのショーはベットサイドドラマでした。

今年10周目を迎えた東京ブランドのベットサイドドラマ。

ファッションジャーナリストの増田梅治郎さんのコラムを読んで、ショーの背景には様々なストーリーがあったことに感動しました。

今日は、2つの記事をご紹介させて頂き、ファッションジャーナリストの役割を考察し東コレの総括とさせて頂きます。


この2つを読めば分かる、ベットサイドドラマの深み

今回、ベットサイドドラマのデザイナー谷田さんと、ミキオサカベの坂部さんが東コレの事前に対談していた様です。

その中からベットサイドドラマのショーについて気になる箇所がありました。


坂部:「ベッドサイドドラマ」はどうして今回ショーを?
谷田:本質的にショーが向いてるブランドだと思っていることと、10周年を機に1回やってみようかなと思って。本当はもうひとつウェットな理由があるのですが、それはわかる人だけがわかればいいかなと。

その、ウェットな理由をデザイナー谷田さんに代わり語ったのが、ファッションジャーナリストの増田梅治郎さんの記事でした。




私はこの記事を読んで、ベットサイドドラマのファンになったし、それは洋服が好みとかそういう次元ではなく、デザイナーのファンになったというニュアンスです。


そして、この記事を通して、ファッションジャーナリストの役割を痛感しました。


ブランドの代弁者になるのはインフルエンサーでもなく業界関係者


今まで、東コレの業界関係者だけ的な閉鎖された雰囲気に少しアンチな気持ちでした。

しかし、増田さんのように長きに渡りブランドの成長を見守る人が居なければ、私のような素人には色んな意味でファッションのなんぞやを知ることは出来なかったと思います。


インフルエンサーは、インフルエンサーの役割働きがあるのですが、やはりジャーナリストにしか伝えられない価値を再度実感する事となりました。


ドレスド、あえてアンチとは反対側の視点を持って見てみる

東コレ3日目の記事で、ドレスドのコレクションがどこかのパクリなのではないか?と語りました。

しかし、あえて反対側の視点を持ってドレスドのショーを見た友人の山地(ヤマジャーナリスト)の考えが面白かったので紹介します。


そもそも、コミュニティという単語の意味は英語圏と日本語圏では別の意味で使われているらしいんだよ。

英語圏では、共同体って意味もあるんて。

だから、パクリなんじゃなくて自分たちなりに落とし込んで発表会したんじゃない?

だって、あんなあからさまなパクリをデザイナーが1人ならまだしも、2人でやるとかヤバくない?


もし2人で納得してパクってるのなら、ヤバいと思う。

でも、裏設定があって分かる人だけに伝わればいいってメッセージなら、それにしてもサンプリング感ゼロで分かりにくい。

炎上商法じゃなければいいけど。


さいごに

何をするにしても、ブランドを継続しビジネスとして成り立たせることは本当に大変だと思います。

アート業界の自営の厳しさを見て育ったので、ヒカリエにしろどこでしろショーを開催する事は素晴らしいです。


ここから、ヒカリエに縛られずに東京らしい同時多発的なストリートオープンショーが増えれば良いなぁと思いました。

さいごまで読んでくれたあなた、どうもありがとうございます。


毎日の更新に付き合ってくださって、コメントが嬉しかったです。

そして、清水文太くん!

文ちゃんのおかげで、更新することが出来ました。


さ、また明日からも人生をクリエイティブに頑張ろう!

2016/10/22

東コレ5日目 ファッション川柳&アナザースカイ 橋本愛のファッション愛を 受 けての私の想い




どうも、アートリサーチャーさくらこです。



東コレ5日目、ショーではなくエキシビション(展示会)に行きました。
ネタ写真なくてトップ画自撮りです。

今日はファッション川柳と、展示会の感想を書きます。


そして東コレではないですが、「アナザースカイ」で橋本愛ちゃんのファッションに対する気持ちと人間としての生き方に感銘を受けたので、ファッションを愛するものとして、そして芸術を愛するものとして少し書かせていただきます。


ファッション川柳

展示会
可愛いものが
多すぎて 
発注しまくり
破産確定


展示会とは?

ファションジャーナリストのミーシャ・ジャネットさんのブログに分りやすいファッション用語がまとめられた記事がありますので、その中から抜粋します。


ランウェイショーやプレゼンテーションのあと、デザイナーやメディアなどの関係者を自分のショールームに招き、ちかくでよく服を見る機会を設けたりする。ここは、バイヤーたちがどのピースをオーダーするか本決定に踏み込む場であり、デザイナーやPR担当の人が、業界人とカジュアルな雰囲気で話をして、プロとしての感想や意見を置ける場でもある。ランウェイショーが出来ないような駆け出しのブランドや小さなブランドは、展示会でコレクションを発表する。よって、ファッション市場には欠かせないシステムだ。


販売前のお洋服を見ることが出来る幸福感と、買わなきゃいけないお付き合い感

やはり、展示会に行けることは、ある意味ほかのファンより先に洋服を手に取ることが出来るので嬉しいものです。

ただ気をつけなければいけないのは、買えないの、ただただ展示会を見に行くのは自分も相手もツラいと思います。


ショーは洋服のイメージを伝える芸術的な要素が強いですが、展示会はビジネスです。


買うことでブランドを応援する、というある意味パトロン精神がないと中々行くのは厳しいかなぁ。


無理して買わなきゃいけないわけではないですが、やはり一般人が行くとなるとバイヤーでもプレスでもないので、買うことでブランドを応援するしかない気がします。


「芸術は、魂の食べもの」
さて、今日のブログはここがメインみたいなものです。

まず橋本愛ちゃんに関して、私はモデルよりも女優のイメージが強かったのですが、今回のロンドンへの旅の中で、本当にこよなく洋服を愛する人なんだと思いました。

「魂が燃えるとか、魂の震えるとか。魂のレベルを上げたい。」

と言った言葉が印象的でした。

彼女の場合、消費する洋服と芸術としての洋服、両面から洋服を愛していることが伝わってきます。

このブログは、「アート」な何かを発信することで、読んでくださっている読者の方の魂の潤いになれば、と思って書いています。

ファッションも、アートの一部として捉え発信しているつもりです。

洋服が物として手に取れる芸術であるならば、このブログは皆さんの知的好奇心を駆り立てるものでありたいと考えています。

「芸術は、魂の食べもの」と言った河村幸次郎さん、美術コレクターで下関市立美術館の創立に貢献した方です。

今回の橋本愛ちゃんの、洋服が頭を突き抜ける興奮を与えてくれるもので、そこからエネルギーを貰っている様子が、まさに「芸術は、魂の食べもの」という言葉を体現していると思い書かせていただきました。


明日は、東コレのまとめを書いて締めます。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。

アートリサーチャーさくらこ&ブロガー清水文太