2015/12/05

これを読んだら分っちゃう90年代「カルチャー編」

photo by ブログ「つけめん 三ツ矢堂製麺の日々」

give your time:3分40秒


どうも、週末限定アートリサーチャーさくらこです。



前回のブログ、めっちゃ好評で1日のPV数が2番目によかった。

なぜ90年代ブームがキテるのか、これを読んだら納得しちゃう(2015年12月2日更新)




そんな中、「ファッションだけじゃなくて、カルチャー的な流行も探ってもらいたかった。」

「欲を言えば、なんでその世代の人たちは、あんなにあのカルチャーに熱狂したのか的のも。」との声もあったので…


ゆとり世代は知らなかったリアル90年代をカルチャー目線で、のぞいてみるわよ



キーワードは

「トレンディドラマ」「プリクラ」「原宿」

 

 


90年代前半:リアルより、夢見るトレンディー


 
「東京ラブストーリー」 左のストールの巻き方、参考になる!


86年〜90年代前半(いわゆるバブル)にかけて、女子が社会進出してきた時期に流行ったトレンディドラマ



この時のお姉さんたちは、家庭の中にいる自分ではなく、社会と関わりを持つ自分になった。

人と差別化や自分を作り上げるために「なりたい私」をめっちゃ抱いていたみたい。

バブルでお金もあるから、お金を使ったお洒落が流行りだした頃。

 
「東京ラブストーリー」画質悪いけど、それでも分かる江口洋介のイケメン度


夢より現実派な2015年女子


「なりたい私」という夢見るドラマが多い反面、今わたしがハマっている「オトナ女子」は「超リアル」な描写が多い。



イケてる40代の上司を影でなじる2030代の若手社員。

「イタい」って言われる主人公に、40代のお姉さまたちはクッソ〜!!!って思いながら見てんのかな?



今の女性たちは、社会的地位など自立してきたから「なりたい私」から「(理想に)なっている私」がベースで自分に重ねられる主人公のものにハマるのね!


左:「東京ラブストーリー」 右:「オトナ女子」 





90年代中盤:不良と言われるヤンキーを衰退させた「プリクラ」出現




“プリクラですが、登場したのは1995年とちょうど、90年代の真ん中でした。

当時のゲームセンターなどに置かれた際、これまでの利用客とはそぐわぬ女性の特に10代の客層が間違いなく増えていきました。近年でも、「男性だけでのプリクラ使用、お断り」という張り紙が残っていますから、当時のプリクラに対する男性の利用は限定的だったといえるでしょう。”



この記事、おもしろいよね!



それまで、ゲーセンは閉鎖的な男の溜まり場、不良の行く場所っていう環境だったけど、今じゃプリクラ機がメインになっている。



むしろ私も、小中学生の頃はプリクラ撮ることが遊ぶことで、ついでにマリオカートしていた感じだな。

ゲーセンは、そういうもんだと認識して育ったから、怖いとか全くない。





じゃあ、そのヤンキーや不良たちはどこに行ったんだ!笑





90年代後半:影から日向に出た、元ヤンおしゃれ原宿ピーポー!


 
原宿 ホコ天! photo by まとめサイト


究極、90年代の竹の子族系、ヒップホップ系、ギャル系を流行らせたのも、みんな社会に反発していた元・不良少年少女だったんですよ。



「人類、みな元ヤン」 by  山地




結局、90年代前半でバブルの景気によって「お金を使ったお洒落」が定着していた中で、90年代後半は新しい若手デザイナーが育った時代古着文化の時代だと、野口さん(川越の古着屋via bridgeの店主)が教えてくれました。




ここからは、野口さんのお言葉です。

分かりやすいので、ほぼそのまま書き起こします笑




90年代の後半もネットはまだ広まってないから、雑誌読んだり、自分たちでお店探したりクラブで情報交換していたね。地方のショッピングモールもなくて、渋谷・新宿・原宿に人が集結するの。でも今は情報ありきの買い物だよね。



当時は色んなお店に通いまくったよね。表参道ヒルズがあるところには、「同潤会アパート」っていう古着屋がたくさん入ってたアパートがあったの。「赤富士」っていう伝説のお店とかね。



あの頃は、安くてお洒落なものが、なかったからさぁ。安い服=ダサいだったの。竹下通りなんて、フリマの延長みたいで、コンサートで勝手に撮ったうさんくさい写真を販売しているお店ばっかりだったよ。だから、逆にオフィシャルでAKBのショップが出来たのは、なんか懐かしいって思ったよね〜。」


同潤会アパート 現在の表参道ヒルズ
photo by 装苑



って感じで、昔の原宿の地図を書き出してくれた野口さん笑





じゃあさ、90年代後半の若者は、その狭い範囲で買い物してたの?


今みたいに原宿〜青山がつながったりキャットストリートまで、びょ〜んって伸びたのは最近のことなのかしら?




それが、ジョニオさん(高橋盾)とNIGOさんがお店出して、原宿を変えたのよぉ!悪い立地に出すのがカッコイイって感じでね。それで、裏通りが流行りだして不動産屋さんも便乗してあのエリアを開拓して行ったのね。



アンダーカー、エイプは95年、96年のブームが最高だった。それで、藤原一家(藤原ヒロシの仲間たち)が盛り上げたのが96年以降よね。





バブルの景気を煽った、「お金を使ったオシャレ」を見た若い子たちが「ちっ。そういうのダセーな。」って感じでボロに走って、古着文化が発達したんだよ。

ドクロだったり千鳥だったり、おしゃれの概念に反発したの。



最近、映画とかメディアの戦略で「サンローランかっこいいっす、好きっす」って若い子多いけど、ほんとう素直ないい子たちだよね〜笑」





結論、カルチャーを一番反映しやすいのが、衣食住の中でも「衣(ファッション)」なんだね!



どうだったでしょうか?

やっぱ、ネットだけで情報探すんじゃなくて、野口さんに話し聞きに行ってよかった!


という事で、今回のタイトルフォトはジョニオさんとNIGOさんのお店「NOWHERE」でした!




ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。

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DTTA アートリサーチャーさくらこ 

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